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地域に開かれた「おんぼらとステーション北堀」へ

「おんぼらとステーション北堀」は、城北公民館に近い北堀町のゆうあいビル2軒となりの3階の建物。そしてこの建物の1階にあるのが「地域活動支援センターゆうあい」。一見するとおしゃれなカフェ風の内装で一昨年の5月より、障がいのある方の憩いの場、集いの場として、松江市が認可する福祉事業の一環として運営されていますが、同時に地域の方にも様々に活用していただきたいと考えています。
 
木のテーブルに本が展示された空間

開設当初がコロナ禍のまっただ中ということから、「地域に開いていきたい」という思いもなかなか反映できないところでしたが、2022年夏ごろから、様々なイベントを行うなど開放路線へと少しずつ舵を切っています。一つは「まちのごはん」。大人は格安の300円、子供は無料というランチイベントを市内の複数のグループと連携して行っています。そしてブックカフェ。以前は城北公民館と道路を隔てて向かいの「オレンジハウス」にて行っていましたが、会場を地域活動支援センターゆうあいに移し、自家焙煎コーヒーと古本販売をセットにしたイベントとして再スタートしています。

なお、おんぼらとステーション北堀の2階にはゆうあい本部事務所と障がい者の相談支援事業所、3階は倉庫とフリーな空間となっていますが、災害時には地域の方の避難場所としても利用できるようにと考えており、実際に北堀2区町内会さんとは、緊急時の避難先として防災協定を結んでいます。「おんぼらとステーション北堀」は、より地域に開かれた施設としての運営、場の提供をしていきたいと考えています。(田中 隆一)