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10年目を迎えた古本リサイクル事業

プロジェクトゆうあいの北堀事業所では、2012年に就労継続支援事業を始めて以来、古本リサイクルに取り組んでいます。皆さまから、読み終わった本・不要な本を寄付して頂き、集まった古本を『Amazon出品用』と『店舗販売用』に仕分けを行います。

Amazon出品用の本は汚れや書き込みがないか状態を確認し、値段相場を調べた上で価格設定して出品をしています。売れた本はアルコールで丁寧に清掃し、梱包をして全国の購入者様へ発送しています。

もう一つの販売ルートである店舗販売は、現在松江市内のみしまや9店舗、まるごう古志原店、しんじ湖温泉駅、生協病院に無人販売という形で販売しています。
リピーターのお客様にも喜んで頂けるよう、週に一度本の補充を行い、目新しい本を陳列したり、店舗毎の売れ筋を把握し、販売をしています。店舗販売用の本ももちろん清掃を行い、出来るだけ綺麗な状態にして販売をしています。

古本の値段調べや清掃 販売の様子を説明した写真
現在古本事業には、障がいのある就労スタッフ25名が関わっており、仕分け、出品、清掃、発送、店舗補充に分かれて毎日作業に取り組んでいます。本の売り上げは、就労スタッフの賃金となっています。

時期によって波がありますが、コロナ禍での古本の売り上げ状況は減少傾向にあります。今後は、Amazonでの1日の出品数を増やす、店舗販売ではセット本の販売、季節毎の本棚の雰囲気づくり、お子様向けのコーナーづくりをしていきたいと思っています。
お家にご不要な本が眠っていましたら、ぜひプロジェクトゆうあいにお声がけください。(井川)

■寄付・問い合わせ先

住所  島根県松江市北堀町35-14Googleマップ
電話  0852-32-8645(担当:中路・赤山)
FAX 0852-28-1116
メール furuhon@pjui.com(アットマークは、半角の @ に変換してください)

(注)直接お持ち込みいただけるほか、本が重く運べない場合は、お電話いただければご自宅まで回収に伺います。一部の書籍(古い百科事典や文学・美術全集、成人向けの本など)は、お引き受けできない場合がございます。

地域活動支援センター スタート

地域活動支援センターがスタートしました。その名も「おんぼらとステーション北堀」。みなさんのお越しをお待ちしております。

当面は新型コロナウィルスの影響により、プロジェクトゆうあい利用者・関係者等の登録者のみの利用に限ります。

貸切予約がある場合には閉店となりますので、お越しの際は事前にご連絡いただくか、Twitterにて営業確認後にご来店いただきますようよろしくお願いします。


平日10:00~17:00(水曜日は16:00まで)   第1、第3土曜11:00~17:00

管理者 田中隆一

支援員 松浦洋子

所在地 松江市北堀町35-12

TEL 0852-32-8645


おんぼらとステーション北堀公式Twitter


双葉町復興チャリティマラソン ~みんなで1000km走って双葉を目指せ~

プロジェクトゆうあいの北堀就労支援事業所には、東日本大震災によって福島県双葉町(原発の所在する町)から松江に避難で来られて9年半になる桑原達治さんが働いています。桑原さんは、いつか故郷に帰りたいという思いがあり、今も住民票は双葉町にあります。今年の3月11日に震災からちょうど10年をむかえました。桑原さんは、大学生時代に箱根駅伝を走っている一流ランナーですが、現在は左半身麻痺の障がいがあり、走ることができなくなりました。そこで桑原さんの思いが少しでも現実に近づくよう、ゆうあい主催で双葉町復興を願うチャリティマラソンを行うことにしました。3月1日~31日の間、誰でもどこでも走った距離をゆうあいに報告していただき、その合計で松江から双葉町の距離に相当する1000kmを目指すことに。

また、3月14日(日)に、宍道湖畔にて約50人のランナーが参加したイベントでは、たくさんの寄付をしてくださいました。その様子は、テレビにも大々的に取り上げていただきました。寄付は、4月末に桑原さんとゆうあい代表の田中隆一とで双葉町まで赴き、町長さんに直接お届けする予定です。

相談支援事業所ゆうあい 開所

2021年2月より、相談支援事業所を開始いたしました。管理者は青山修一、相談員に松浦玲子が、障がい児を中心にしつつ、必要に応じて成人の障がい者への相談も行います、お気軽にお問い合わせください。

電話:090-8806-0852

「しまね女性の活躍応援企業」表彰式

島根県では、女性活躍の推進に向けて積極的に取り組み、他の事業所等の模範となるような優れた取り組みをおこなっていると認められた企業を「しまね女性の活躍応援企業」として表彰しており、プロジェクトゆうあいも令和2年度の表彰を受けました。ゆうあいでは、2年前に常勤役員5名のうち2名を女性に、7事業所のうち3事業所の責任者に女性を起用しています。また、有給休暇の取りやすい雰囲気づくりや産休後に復帰しやすい環境づくりなどの取り組みに評価をいただきました。

松江市コミュニティバスのGoogleマップ検索を実現

2020年10月よりGoogleマップ上で松江市のコミュニティバスが検索できるようになりました。ゆうあいが約3年の月日をかけて、バス停の位置情報や運行情報を規定のデータフォーマットに整備することで実現したものです。

例えば【松江駅】から【美保神社】に行こうとGoogleマップで検索した際、以前は【松江駅】→【万原バスターミナル】→徒歩4時間…、と表示されていました。しかし現在は【松江駅】→【万原バスターミナル】→【美保関線:美保神社入口】、という様に、一畑バス(あるいは市営バス)とコミュニティバスとが連結して表示されるようになり、松江の隅々までバスでの移動がしやすくなったのです。

このサービスをきっかけに、松江市民のバスの利用拡大や、県外より観光に来られた方々の移動の利便性が向上すれば良いなと思います。是非このサービスとバスを活用して、松江市内の観光名所などへ足を運んでみてください。

~東日本大震災から10年~ 島根から福島双葉町 復興応援チャリティ

島根から福島双葉へ、桑原さんの思い

2011年3月11日に東日本大震災が発生しました。松江市北堀町に拠点を持つNPO法人プロジェクトゆうあいには、この震災によって福島県双葉町(原発の所在する町)から松江に避難で来られて9年半になる桑原達治さん(56歳)という方が働いています。桑原さんは、以前は双葉町役場に勤務する公務員で、その双葉町役場は、元の双葉町役場から60km南のいわき市に避難したままという状況があります。桑原さんは、いつか双葉町に帰りたいという思いがあり、今も住民票は双葉町にあります。

今年2021年3月11日に震災からちょうど10年をむかえます。桑原さんの思いが少しでも現実に近づくよう、島根から福島復興、双葉復興を願うチャリティをおこないます。多くの方のご賛同、ご協力をお願いいたします。

チャリティマラソンの実施 松江から双葉まで1000km目指す

桑原さんは、大学生時代に箱根駅伝を走っている一流ランナーですが、現在は左半身麻痺の障がいがあり、走ることはできなくなりました。

そこで「桑原達治記念杯オンラインチャリティマラソン」を実施します。

3月1日~3月31日の間、走る日、コースや距離、出発時間などはそれぞれの自由としますが、走った場所、距離、お名前を下記事務局までメールにてお知らせください。ご寄付いただいた方には完走賞をメールでお送りします。

なお、3月14日(日)9時~14時の間、宍道湖畔NHK前の大灯篭付近にテントを設けて、桑原さんがランナーのみなさんを応援します。湖畔でのマラソンを終えた方に、桑原さんより完走賞を進呈いたします。

皆さんが走った距離を合計して、松江から双葉までの実際の距離1000kmを目指します。参加費は必要ありませんが、チャリティのご協力をお願いします。また、走る方は周囲の方にチャリティ呼びかけをお願いします。

寄付金の目標100万円、送り先は双葉町

寄付金は100万円が目標です。いただいた寄付は全額まとめて福島県双葉町(役場)に寄付します。

寄付の方法は、郵貯振替、直接持参

寄付金額は任意です。プロジェクトゆうあいまで直接おこしいただくか、下記に振込をお願いします。

郵便振替 口座01370-2-108399 特定非営利活動法人プロジェクトゆうあい

※寄付の期間は2月10日から3月31日

※振替用紙の備考欄に必ず「福島寄付」とご記載ください。

※手数料は本人負担でお願いいたします(青い振替用紙)

寄付いただいた方のお名前について

ご寄付いただいた方のお名前をリストにして、双葉町役場にお届けします。匿名希望の方はお知らせください。

事務局

特定非営利活動法人プロジェクトゆうあい

担当 田中隆一 YQN01243@nifty.ne.jp

松江市北堀町35-14 電話0852-32-8645 090-2861-6739

呼びかけ人(五十音順)

安達亨(サンベ電気)/足立正智(島根県建築士会)/いながきひろし(山陰ランクラブ)/杉原有(社会福祉法人敬仁会)/竹田尚子(松江NPOネットワーク)/田中隆一(NPO法人プロジェクトゆうあい)/野津積(島根県中小企業家同友会)/毎熊浩一(島根大学)/浜田真理子(ミュージシャン)/平田寛容(松江市ボランティア連絡協議会)/松江旅館ホテル組合/三輪利春(島根ハーネスの会)/森山忍(ふるさと島根定住財団)……呼びかけ人募集中!

みなさんからのご寄付をお待ちしています!

桑原さんの写真

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いいものワゴン松江「しごとね」のお披露目

福祉ネットだんだんネは、松江市内の障がい者就労支援事業所のネットワーク組織で、プロジェクトゆうあいもこの団体のメンバーです。松江駅前のテルサで10年近くワゴンでの共同販売をしてきましたが、今年の7月にリニューアルのワゴンがお披露目となりました。ワゴンの設計にアトリエCASAの片寄さん、ワゴン製作にフラットスタイルの松崎さん、ロゴと店舗デザインにあしたの為のdesignの法正さんに携わっていただきました。松江の錚々たるクリエイターの3方にお願いしただけあって想像以上の仕上がりに。ショップ名も一新して、いいものワゴン松江「しごとね」といいます。平日の10:30-14:30が営業時間。クッキーなどのお菓子、手仕事の製品、ゆうあいからは古本を販売しています。ゆうあいのメンバーは月曜がお店当番です。たくさんの方のご来店をお待ちしています!

リニューアルした「しごとね」のワゴン

ゆうあいの取り組むコロナウィルス対策

コロナウィルスの感染予防のために、プロジェクトゆうあいでは、様々な取り組みを行っています。日々の手洗いの徹底や除菌消毒、人と人との密度を下げるための工夫を行っています。 放課後等デイサービス事業では、利用の自粛をお願いしたことや、送迎車の定員を半減にすることも。就労支援においては、机の距離をあけたり、公共交通の利用を一時的に禁止にし、送迎で対応するということもありました。

また、ゆうあいの独自の取り組みとして、在宅サービスを積極的に取り入れました。就労支援において実施した古本リサイクル事業の在宅ワークは、新聞やテレビにも大きく取り上げられました。また、放課後等デイサービス事業においては、テレビ電話によりコミュニケーションを楽しみました。まだまだコロナの脅威が収まるには時間がかかりそうですが、今回の経験を、今後にも生かしていきたいと思います。

本の書き込みがないか 自宅デスクで調べる男性

リフト付き自動車の寄付をうけました

24時間テレビの福祉車両寄贈プログラムに、なんと30倍の倍率をかいぐぐって当選し、3月に晴れてリフト付日産セレナが納車となりました。3列目のシート部分にリフトがついて、車いすで乗車する人を含めると6人の定員です。就労支援事業では、まち歩きバリアフリー情報誌「てくてく日和‐山陰‐」の取材のため、山陰の様々な観光スポット、宿泊施設、飲食施設に向けて車いすのスタッフとともに出かけます。これまでは普通車での取材でしたが、車いすから車への移乗があり、本人も介助する側も大変でした。このリフトカーでとってもスムーズになりそうです。また、放課後等デイサービス事業では車いす(バギー)を使っている子どもさんがおられますが、学校やご自宅への送迎において、このリフトカーがさっそく活躍しています。

福祉車両を提供するプログラムは、日本財団や、赤い羽根共同募金など、様々な公益団体が取り組んでおられますが、いずれも「助成」ということで一定の費用を事業者が負担することが多いのですが、24時間テレビの福祉車両は、全額を先方が負担してくれるという気前のいいもの。だからこそ競争倍率が高くて、なかなか当たらないと言われています。ゆうあいの独自の取り組みが評価されたのかな、と思っています。

ちなみに納車の日は雲一つない快晴で、日本海テレビの方が来られて贈呈式も開催。ニュースにも取り上げていただきました。24時間テレビ・チャリティー委員会さん、どうもありがとうございます!

リフト付きセレナの写真