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ゆうあいReport第25号

第1回 松江ツーリズム研究会 観光大賞を受賞

この9月、一般財団法人松江ツーリズム研究会基金が主宰する第1回観光大賞に、17の団体がノミネートする中、プロジェクトゆうあいを選んでいただきました。チームプロジェクトゆうあいとして、また、プロジェクトゆうあいを応援し、支援していただいている多くの方々に向けた賞と考えており、大変喜んでいます。

「観光バリアフリー」は当法人の柱となる事業のひとつです。今回の受賞では高齢者、障がい者の旅行を支援するという取り組みについてとても高い評価をいただき、大変うれしく思っています。この賞の大きな特徴は「賞金」があるということですが、いただいた賞金を、観光まちづくりのさらなる発展につなげる事業に投資していきたい考えています。ひとつは、タンデム自転車による観光という扉を開いていく取り組み。当法人として視覚障がい者の旅行支援に数多く取り組んできた経緯から、タンデム、つまり2人乗り自転車を視覚障がい者福祉協会様に1台寄贈させていただくとともに、視覚障がい者の方々に宍道湖畔で楽しくサイクリングしていただく企画を考えていきます。

もうひとつはバス停クリーンアッププロジェクトです。これは当法人として5年ほど前より取り組んでいる事業で、みにくいバス停留所のボードをきれいに一新するとともに、絵画を掲示して地域の方、観光客の方に親しんでもおうというものです。今後10か所のバス停について、松江のまちにちなんだ子供のイラストを公募していきます。

最後に、この賞を主宰し、松江の観光を盛り上げてこられたNPO法人松江ツーリズム研究会のみなさまに、心より敬意を表します。(代表理事 田中隆一)

ゆうあいタイムライン(2018年7月~9月の足跡)

7月

PCエコステーションゆうあい 就労継続支援B型事業所認可

島根県の認可を受けて雑賀町のPCエコステーションゆうあい(曽田文庫を含む)が、障がい者就労継続支援B型事業所の別事業所としてスタートしました。理事の川瀬が管理者とサービス管理責任者を兼務していきます。 現在、10数人の障がいのあるスタッフが在籍し、パソコンのリサイクル、はんこ作成などの作業を行っております。また、PCエコステーションゆうあいに併設している、パソコン修理専門店「パソコンドック24松江店」の店長に、スタッフの早瀬が就任いたしました。

「てくてく日和―山陰―」 2018夏号完成

まち歩きバリアフリー情報誌「てくてく日和山陰」2018年夏号が完成しました。今回の特集はいちじくの郷・多伎町と、開山1300年を迎えた大山と奥大山です。山陰の観光案内所や道の駅を中心に配布しております。フリーペーパーですので、ぜひ手にとってみてください。

「はんこ屋ゆうあい」新商品!!

はんこ屋ゆうあいから、新商品「おみやげはんこ」を発売しました。おみやげはんこは2種類あり、漢字一文字のはんこと、おみくじ付きで運勢占いができるユニークな一文字はんこもあります。おみやげはんこは、サイズ12mm丸・プラスティック素材・各700円です。現在は雑賀町の店頭と、ネット販売になります。

美保関中学校にてゆうあいスタッフが講演

松江市立美保関中学校にて、松江/山陰バリアフリーツアーセンター長の川瀬と、視覚障がいのあるスタッフが講演をさせていただきました。バリアフリー観光の取り組み、視覚障がいのある方への接し方、ふだんどんな仕事をしているかをお話ししました。公演の後の質疑応答もたくさん手を上げていただきました。

第8回バリアフリー観光推進全国フォーラム 鹿児島大会

第8回バリアフリー観光推進全国フォーラム 鹿児島大会が開催され、松江/山陰バリアフリーツアーセンターも出展しました。また、フォーラム中に行われた先進事例発表では、「見ないで楽しむ観光地づくりパート2」と題し、理事の三輪と松江/山陰バリアフリーツアーセンター長の川瀬が講演しました。

キッズ・ジュニアゆうあい夏祭り

キッズ・ジュニアゆうあいで、夏祭りを開催しました。利用している子供たちとスタッフが、ジュースやたこ焼きのお店を出しました。コスプレ体験コーナーもあって大人気でした。ご家族で参加いただき、にぎやかなお祭りになりました。

白潟古本祭を開催

24日・25日に白潟納涼祭に合わせ、松江市市民活動センター1階で今年も白潟古本祭を開催しました。曽田文庫応援団・だんだん書房にも出店していただきました。レストランとして使われていたスペースで飲み物と古本販売を行いました。

8月

ゆうあい納涼会

城北公民館にてゆうあい納涼会を開催し、総勢50人以上が集まりました。「かりゆしバンド」の演奏や、カラオケ、豪華景品が当たるビンゴとアトラクションがなど盛りだくさんでした。最後にはなんと、中古パソコンが当たる抽選会まで行い、盛大な会になりました!

出雲縁結び空港の触地図

視覚障がい者用歩行誘導マットの新しく敷設された箇所を書き加え、2階の触知図がより詳細なものになりました。出雲空港の総合案内所とチケットカウンターで、視覚障がいのある方に無料で配布しています。また、出雲縁結び空港内にあるレストラン「食事・喫茶神在」「出雲の国 麺屋」「出雲縁結び空港 やくも」の3店舗に、白黒反転の点字メニューを設置しました。大きい文字で読みやすくしましたので、見えない・見えにくい方はぜひご利用ください。

ブルーベリー狩り体験

キッズ・ジュニアゆうあいで夏休みにブルーベリー狩りへ出かけました。第1・第3キッズは、NPO法人松江あけぼの会さんのブルーベリー農園である、大根島のブルーベリー農園へ。第2・第4は合同で大山のあきたブルーベリー農園に行って、ブルーベリー狩りを楽しみました。大粒のブルーベリーを子どもたちはめいっぱいほおばっていました。

9月

バス停「石橋三丁目」をクリーンアップ

バス停クリーンアップ事業として、長い間風雨にさらされたことにより見にくくなってしまった、松江市内のバス停を張り替えています。この度「石橋三丁目」のバス停をキレイにしました。主に松江市交通局のバスが止まるこのバス停は、松江城が近いことから水彩画風の松江城の絵が描かれたバス停になりました。

視覚障がい者のミニツアー

8月31日から9月2日に、島根県民会館で全国盲女性研修大会が開催され、全国から視覚障がいのある女性が松江に来られました。大会に合わせて、松江/山陰バリアフリーツアーセンターでは、松江城周辺を歩く、ミニツアーを開催し、ゆうあいスタッフも参加者の手引きなどで参加しました。松江城の急な階段を進み、天守閣まで登ったり、堀川遊覧船の下がる屋根を体感したりと、楽しんでいただけたようです。

アウトドアプログラム

キッズ・ジュニアゆうあいのアウトドアプログラムとして宍道湖畔ゴズ釣り大会を開催しました。石のすき間で短めのさおを使って釣ったり、ウキを使って釣ったり、投げ釣りをしたりと、あらゆる方法で大漁を目指し、釣果は全部あわせて約30匹。釣ったゴズは千鳥公園でてんぷらに揚げて、その場でおいしくいただきました。きれいに晴れわたる中、ご家族の方の参加もあり、とっても楽しく気持ちよい1日になりました。

松江流おもてなしシンポジウムで発表

興雲閣にて「松江流おもてなしシンポジウム」が開催されました。先進事例発表では、松江/山陰バリアフリーツアーセンター長の川瀬が講演し、大阪観光局理事長溝畑宏氏・松江市長松浦正敬氏・チーム水筒路伊藤可菜氏とともに、トークセッションを行いました。

「第20回ひろしまバスまつり」に参加

広島中小企業会館にて、第20回ひろしまバスまつりが開催されました。全国バスマップサミット実行委員会のブース内で、どこでもバスマップすごろくの販売、どこでもバスブックの販売、縁結びバスマップの無料配布、巨大バスマップすごろくの体験会を行い、多くの子どもさんに参加いただき大盛況でした。

来て・見て・さわって動物愛護!! 2018

いきいきプラザ島根にて、「来て・見て・さわって動物愛護!!2018」が開催されました。動物関連の書籍を中心に、古本を販売を行い、足元の悪い中でしたがお子さんを中心に多数ご来場いただきました。

新庁舎整備ワークショップに参加

松江市役所建て替えに関する市民の意見を募る松江市庁舎基本計画策定ワークショップが開かれました。プロジェクトゆうあいから、視覚障がいのあるスタッフと車いすを利用するスタッフが参加しました。障がい者の立場から、現在の庁舎を利用する上での困りごと、新しい庁舎への意見をしっかり述べました。

コラム「島根県職員NPO研修」

プロジェクトゆうあいでは、今年も島根県職員のNPO研修の受け入れを行いました。研修の池渕さんには放課後等デイサービスの事業と、就労継続支援事業に関わっていただきました。感想を寄せて頂きましたので、ご紹介します。

「てくてく日和」の取材に同行させていただきました。私は主にレポーターさんの車いす介助や視覚障がいの方の移動支援をさせていただきました。私の介助が恩着せがましかったのか、たくさんの「ありがとう」を言葉にしてくださいました。街ではバリアフリー化が進んでいますが、車いすが通れるように自動車を移動してくださる方などを目の当たりにし、やはり最後は人が助けてくれるのだと実感しました。スタッフの方々はとにかくポジティブで明るく、移動の困難さを物ともせず様々な観光地を開拓されていました。是非、多くの人に「てくてく日和」を見てワクワクした気分になってほしいなと思いました。
2日間でしたが研修生として同行させていただきありがとうございました。(出雲児童相談所 池渕)

てくてく日和 広告募集中!

バリアフリーな社会づくりにご支援ください

「てくてく日和 山陰」は、島根・鳥取県内各地のさまざまな観光スポットや移動手段などについて、プロジェクトゆうあいのスタッフが実際に取材、執筆、編集し、ホットな内容をお届けするバリアフリー情報誌です。年4回の発行の季刊誌(フリーペーパー)となっており、各号、地域別の特集記事を掲載しています。
てくてく日和発行のために、広告主の募集を行っています。冊子は観光施設や旅行支援団体を通じて、山陰を中心に全国各地に配布されています。掲載枠や料金など、詳しくは発行元のプロジェクトゆうあいまでお問い合わせください。

特定非営利活動法人 プロジェクトゆうあい
〒690-0888 松江市北堀町35-14
TEL 0852-32-8645 FAX 0852-28-1116
E-mail info@pjui.com
http://www.project-ui.com/

お知らせ

第9回 バスまつり in 松江

バスにまつわるイベントや抽選会などを開催。プロジェクトゆうあいからは、バスマップすごろく販売・巨大バスマップすごろく体験会を行います。

開催日時:2018年10月20日(土)10:30~15:00
開催場所:くにびきメッセ大展示場 (入場無料)

第25回 松江市環境フェスティバル

白潟納涼祭(天神祭)に合わせ開催している古本のお祭りに出店します。また、レストランスペースでカフェをオープンする予定です。

開催日:平成30年7月24日(火)15:00~21:00 ~ 25日(水)16:00~20:00
開催場所:松江市市民活動センター(スティックビル)1階

松江市市民活動フェスタ2018

環境問題について楽しみながら学べる場を提供するイベントです。プロジェクトゆうあいからは、古本販売・バスマップすごろく販売・巨大バスマップすごろく体験会を、PCエコステーションゆうあいからは、パソコン解体体験・展示を行います。

開催日時:2018年11月4日(日)10:00~15:00
開催場所:くにびきメッセ (入場無料)

よしとの紙芝居 tukuru&ランチバイキング

障がいのあるお子さんを対象としたイベントを開催します。島根県内外で活動するアーティストのよしとさんによる紙芝居とランチバイキングを開催します。参加希望の方は11月29日までに下記の問合せ先に申し込み下さい。

日時:2018年12月9日(日) 10:30~14:00
会場:松江ニューアーバンホテル
参加費:大人1.200円 子供800円
対象:障がいのあるお子さんとその家族

問い合わせ先:第1キッズスペースゆうあい(担当:田中)
電話:0852-26-6345

古本寄付募集

ご不要になった古本がありましたらプロジェクトゆうあいまでご連絡ください!(TEL:0852-32-8645)
取りに伺うことも可能です!

中古パソコン寄付募集

使わなくなったパソコンがありましたら、PCエコステーションゆうあいまでご連絡ください(TEL:0852-61-0199)
壊れているものでもかまいません!

よりよいまちづくりを目指して

プロジェクトゆうあいでは社会をよりよくするというミッションのもと、さまざまな非収益事業を実施しております。多くの方のご支援をお待ちしております。詳しくはパンフレット、またはゆうあいHPの右上のバナー「ゆうあいの活動にご支援ください」にてご紹介しています。

U-BOOK報告

U-BOOK(古本事業)では2018年6月~2018年8月の間に3,065冊の寄贈をいただきました。販売ではみしまや、イベント等の外部売上とネット売上を含む合計668,174円となりました。売上代金は障がいのあるスタッフの報酬にすべて還元させていただきました。

苦情の受付

7月から9月の間に苦情の受付はありませんでした。

発行

発行元:
NPO法人プロジェクトゆうあい
住所:
松江市北堀町35-14
電話:
0852-32-8645
FAX:
0852-28-1116
メール:

info@project-ui.com