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ゆうあいReport第8号

困難を抱える若者を支援する取り組み~Happiness Books本町堂 店開きへ~

白潟本町にあるスティックビル6階に「松江市青少年支援センター」があるのを、ご存知でしょうか。不登校で学校に行けていない、学校は卒業したけれど気持ちが進まずに仕事につくことができない、その結果、家に何年もひきこもってしまっている、という若者がいますが、このような人たちの相談の場、一時を過ごす場としてこのセンターが運営されています。実は昨年に青少年支援センターの所長さんが、プロジェクトゆうあいをたずねてこられました。センターに来ている若者に仕事の場を提供してもらえないか、と。それから1年、ゆうあいで取り組んでいる古本事業では古本がかなり多くストックしていますので、その本を生かして古本屋を開くことにしました。その準備とお店の運営に対して、若者に携わってもらうのです。スティックビルから歩いて5分ほど、白潟本町商店街にあるNPO法人まつえ・まちづくり塾さんの事務所の半分をお借りし、本棚を新たに10本購入、そこに4千冊ほどのマンガ本、単行本などを並べることにしました。お店の名称はHappiness Books本町堂、本がたくさんの人の手から手に渡っていくことで、本にとってもHappyな、という意味からの「Happiness Books」です。白潟本町の正式名称が「本町」であり、松江を本の町にしよう、という意味からの「本町堂」です。6月から若者の受け入れを開始し、現在10名弱が交代で月曜、火曜、木曜、金曜の午前中、この場で汗を流しています。

ゆうあいタイムライン(2014年4月~6月の足跡)

4月

ゆうあい恒例のお花見会

今年も良い天候に恵まれ、松江城でゆうあいのお花見会を開きました。キッズゆうあいの子どもたちもやってきて、賑やかでした。皆さん、桜を満喫していい時間を過ごしました!

2014松江武者行列開催!

プロジェクトゆうあいがお手伝いしている「松江武者行列」が4月5日に開催されました。大雨の予想に反して最高の天候に恵まれました。白潟天満宮から松江城まで練り歩き、多くの歓声をうけ大成功でした。

「てくてく日和」第6号発刊

バリアフリーまち歩き情報誌『てくてく日和 島根』の第6号(春号)が完成しました!今回は、安来から奥出雲にかけての「まち歩記」(まちあるき)と、宍道湖・中海周辺のスポット特集、おすすめの福祉車両特集とボリューム満点です。

ゆうあいのラーメン屋開店

被災で松江に来られている方の懇親会をゆうあいスタッフが企画し、その様子をNHKさんに取材していただきました。武者行列主人公の堀尾公と奥方がサプライズで登場し、大盛り上がりでした。

5月

ゆうあいカラーのオレンジ看板

第3キッズスペースゆうあいの一軒家の外観をゆうあいカラーのオレンジ色、そしてキッズのロゴで統一した看板でリニューアル。設置後、鮮やかに一目で分かる見栄えになりました。

どこでもバスブック松江15号発売!

松江市内のバスの時刻と路線図がわかる冊子、どこでもバスブック松江の2014年度版が完成しました。消費増税後も変わらぬ値段にし、新たにみしまや各店舗等のU-BOOK無人古本販売棚にて販売開始しました。

縁結びバスマップ2014年度版完成

観光をされる方を中心に使っていただいた「縁結びバスマップ」の2014年度版が完成しました。観光スポットを中心にバスルート、時刻表を紹介しています。松江駅、松江しんじ湖温泉駅、島根県内の観光案内所にて無料配布しています。

「えみスマイル!」5月号配信

株式会社アステムの「テレビが聞けるラジオ」を動画でネットから紹介しました。テレビが地上デジタル放送に変わり、視覚障がいのある方で「音声のみでテレビ放送を聞きたい」という方が増えています。

たのしい楽団プロジェクトてくてくナビが新聞に掲載

障がいのある子どもさんの保護者の方々とプロジェクトゆうあいが実行委員会をつくり、障がいのある子供さん向けの「たのしい楽団」プロジェクトをスタートしました。歌手の浜田真理子さんへお願いし、応援団長になっていただきました。

6月

若者の支援事業スタート

松江市青少年支援センターと連携して「さまざまな困難を抱える若者の支援事業」がスタート。白潟本町にあるNPO法人まつえ・まちづくり塾さんのスペースの一角をお借りし古本店を開き、お店の運営を若者たちに担ってもらいます。。

バス停ビフォーアフター

重なる張り替え、長い間の風雨によって見にくくなったバス停にラッピングを施すことによって、見栄えを良くする「バス停ビフォーアフター」。小林クリニックさんの協賛で「ゴルフ場入口」「春日南」「堀川遊覧船西入口」の3箇所がリニューアルされました。

城北公民館ホームページを制作

プロジェクトゆうあいのお隣「モーニングブックカフェ」などでお世話になっている城北公民館のホームページをゆうあいで制作させていただきました。公民館の紹介、イベント情報が掲載されていますので、ご活用ください。

「高知ふくし機器展」に出展

高知県立ふくし交流プラザにて、「第13回高知ふくし機器展(バリアフリーフェスティバル)」が開催され、微弱電波音声案内システム「てくてくラジオ」を出展しました。会場2階のブースにて、てくてくラジオを活用し好評でした。

てくてく日和のコラムが新聞に掲載

「バリアフリーまち歩き情報誌 てくてく日和」は車いすの方目線での紹介が主になっています。6号ではさし絵のイラストに協力いただいた車いす使用者のちえさんのコラムが山陰中央新報に紹介されました。ちえさんは優しいタッチのイラストレーターとして活躍されています。

コラム「たのしい楽団設立のきっかけは?」

「たのしい楽団」とは、障がいのあるこどもたちがおもいおもいに、いろいろな楽器を奏でる、そんな自由な楽団です。昨年11月30日に県民会館大ホールで開かれた「音楽はバリアフリーだ!」コンサートでは、障がい者・児による即興音楽グループである神戸「音遊びの会」がメインの演奏となりましたが、その翌日12月1日の午前に、同会からのお声掛けでキッズゆうあいの子どもさんと合同での演奏ワークショップを開くことになりました。そのときに参加された方が引き続きこのような活動ができたらいいね、という声があがったことが、この会の設立のきっかけです。プロジェクトゆうあい(キッズゆうあい)と、この日の参加者の方とで実行委員会をつくり、幅広く呼び掛けをしたところ、20名を越える方が松江市内外から参加されることになりました。また、歌手の浜田真理子さんには、応援団長としてお手伝いいただけることになりました。

事業紹介コーナー

バスブック

ゆうあいが手掛けるバスブック事業は最初、島根大学の学生を中心に試作版が作られ、松江駅でバスブックを手渡し配布したのが始まりです。以後、掲載エリアが広がり出雲、安来、島根版バスブックも発行されています。松江版は最新が第16号、250円で発行しています。また、観光スポットをバスで行くための情報を集約した縁結びバスマップ、バス停をクリーンアップする「バス停ビフォーアフター」もバスブック事業の延長として広がりを見せています。

バス停ビフォーアフター

バス停クリーンアッププロジェクト(別名バス停ビフォーアフター)は、汚れが目立つバス停のボード全体へ松江市出身の漫画家・園山俊二さんが描いたイラストや、人権啓発ポスターなどのイラストとともに、対象バス停から運行するバス種類、目的地のサインを掲示する取り組みです。バス停の表示板全面に1枚のシールを貼り替えることによって、すっきりさせ松江のまちの景観向上、魅力アップを図ります。

お知らせ

障がい児・者のためのIT支援機器活用セミナー開催

プロジェクトゆうあいが主催し、東京都障害者IT地域支援センターの堀込氏、大分県立大分支援学校の岡本教諭、島根大学総合理工学部の廣冨准教授を講師として、障がい児・者のためのIT支援機器活用セミナーを開催します。日時は8月6日(水)13:00~16:30 松江市市民活動センター201~202研修室が会場です。入場無料。

プロジェクトゆうあい設立10周年記念パーティ

プロジェクトゆうあいは、7月20日に設立10年となります。これを機に法人設立10周年記念パーティを開催します。日時は9月7日(日)10:00~14:00 松江ニューアーバンホテル別館が会場となります。ご案内はゆうあいの事業にこれまで関わってくださった方を対象に、個別お声がけさせていただきます。

よりよいまちづくりを目指して

プロジェクトゆうあいでは社会をよりよくするというミッションのもと、さまざまな非収益事業を実施しております。多くの方のご支援をお待ちしております。詳しくはパンフレット、またはゆうあいHPの右上のバナー「ゆうあいの活動にご支援ください」にてご紹介しています。

U-BOOK報告

U-BOOK(古本事業)では2014年4月~6月の間に5,545冊の寄贈をいただきました。販売ではみしまや、イベント等の外部売上とネット売上を含む合計759,207円となりました。売上代金は障がいのあるスタッフの報酬にすべて還元させていただきました。

発行

発行元:
NPO法人プロジェクトゆうあい
住所:
松江市北堀町35-14
電話:
0852-32-8645
メール:

info@project-ui.com

プロジェクトゆうあいの取り組みに賛同いただいている方に会員になっていただいています(年会費3000円)。会員になりますと、法人の取り組みをメールを通じて随時ご報告していくほか、各種イベントへのご案内をしています。