2022年4月発行
プロジェクトゆうあいでは、障がいのある方が講師役を担い他の事務所の方にバリアフリーについてお知らせしたり、体験していただくバリアフリー研修を行っています。
3月8日から10日まで3日間、公益財団法人松江市観光振興公社様運営の堀川遊覧船へ車いすを使用したバリアフリー研修会に車いすを使用する2名を含め、4名のスタッフが招かれました。
研修会場は黒田町のふれあい広場乗船場。船頭、職員の皆様が1日2時間熱心に受講されました。さすがに接客のプロで研修会では笑顔を絶やさず参加され、優れたホスピタリティーをお持ちでした。車いすを利用し操作する人と車いすに乗る人に分かれて、待合室から乗船場まで介助し実際に船に乗船するまでの実技講習を行っていただきました。
特に傾斜のある歩道や、車いす使用者が乗船する実技では危険も伴うこともあり、とても集中しておられました。講師役の車いす使用者の二人は、誤った操作方法や身体の抱え方には何度も繰り返し説明し、受講生の皆さんに丁寧にお話をしていました。
障がい当事者が講師になり、実技を交わえバリアフリー研修を企画実行できる事業所は島根県内でも少なく、今後もプロジェクトゆうあいの活動の一つとしてバリアフリー推進を広めていきたいと考えています。
(中路)
まち歩きバリアフリー情報誌『てくてく日和 山陰』の第37号(2022年冬号)が完成しました。今回は、開湯50周年を迎えた松江しんじ湖温泉をクローズアップ。「美肌」をテーマに、温泉街のお宿情報満載でお届けします。他にも、しんじ湖温泉周辺で楽しめるお店や施設、車いすユーザーものんびりできる足湯スポットなどを掲載しています。中国地方の道の駅、山陰の観光案内所などに配布しています。フリーペーパーですので、ぜひお手に取ってご覧ください。
本町堂を利用している皆さんと短歌教室を開催しました。仲間が講師を務め、皆さんの繊細な感性が引き出される会になりました。来月も別の講師を迎えて開催予定です。
U-BOOK(ユーブック)事業は今年の春、開始から丸10年を迎えます。これまで地域の方々を中心に、数え切れない数の本の寄付をいただきました。寄付いただいた本はAmazonでのインターネット販売とみしまや等の店舗で無人販売を行っています。障がいのあるスタッフが仕分けから出品、清掃、発送、店舗補充に分かれ、毎日作業に取り組んでいます。売り上げは障がいのあるスタッフの賃金(工賃)となります。
隠岐の島海士町のホテル「Ento(エントウ)」にてバリアフリー調査を行いました。入場無料のジオラウンジが併設されており、展示物は低い位置にあり車いすの方も見やすく、触ることができるので視覚障がいの方も楽しめます。多目的トイレ等は障がい者にはもちろん、ジェンダーフリーや男性の育児などにも配慮されていました。
隠岐の島海士町役場の建て替え計画に関わっており、ワークショップに参加しました。完成するのは数年後ですが、様々なディスカッションを重ね、町民のみなさんがとても楽しみにしていてくれる雰囲気を感じています。
プロジェクトゆうあいのスタッフが作成した、レース編みのアクセサリーやストラップ・根付を商品化し、松江市学園の「藻塩屋」さんの店頭にて販売開始しました。一つ一つとても繊細で、かわいいアクセサリーになっており、200円から800円の品を用意しています。常設販売は現在、藻塩屋、プロジェクトゆうあい地域活動支援センターです。
今年はコロナウイルス感染拡大の影響で、オンラインにて4つの放課後等デイサービス事業所合同の取り組み報告会を開催しました。それぞれの事業所の特色がよくわかり、スタッフの誰もが子ども達の明るい未来を願って日々の支援にあたっていることが伝わってきました。
障がいのある子どもたちによる音楽活動「たのしい楽団」。様々な楽器を使い、楽譜のない、自由気ままで楽しい音楽をモットーにしています。現在、新年度からの団員を募集しています。参加ご希望の方は、プロジェクトゆうあい内「たのしい楽団」事務局(担当・田中)までお問合せください。
本町堂の利用者、スタッフともに防犯意識を高めるため、松江警察署 生活安全課の方にお越し頂き防犯講習を行いました。過去の犯罪データや、犯罪者目線で見た時に、どこが危ないかなど具体的なお話を聞き、有意義な講習となりました。
北堀ゆうあいビルにて、火災訓練を実施しました。初期消火等、基本をもう一度見直したりと改めて役割を照らし合わせました。今回は、水害を想定してブルーシートを使った初動訓練、地震等によって瓦礫の中を車いすのまま進めるよう、車いすけん引装置「JINRIKI(じんりき)」の使い方を職員で確認しました。
北堀就労移行支援を利用していたTさん、就労継続支援B型を利用していたKさんの就職が決まり、卒業証書授与式を行いました。スタッフみんなでお二人の春の門出を祝いました。
島根県観光振興課より委託を受け、島根県内全域の観光施設のバリアフリー情報を掲載した「まち歩きバリアフリー観光情報誌てくてく日和まるごと島根」をプロジェクトゆうあいが作成し発行しました。島根県内の観光案内所を中心に無料で配布しています。
ジュニアゆうあいの卒業式が開かれ、高等部3年の4人が卒業しました。卒業生の皆さんは、ゆうあいでの出会いや経験を忘れずにこれからの人生が素晴らしいものになるよう、スタッフ一同応援しています。
小中高を通じてキッズゆうあい、ジュニアゆうあいを利用されてきたFくんが、ゆうあいの就労移行支援事業を利用することになりました。今後は、職場見学、企業への実習体験等を経て一般企業への就職を目指します。Fくんの今後の成長と将来に期待しています。
本町堂の利用者、スタッフと共にスマートフォン、SNSにおける防犯意識を高めるための講習を行いました。リスクを知った上でネットやSNSと正しくつきあっていくことの重要性を確認しました。
おんぼらとステーション北堀の企画として、スタッフのお楽しみランチとして、月に一回「おんぼらとラーメン」の日を設けることにしました。松江の製麺メーカー 株式会社なかたかさんの「松江ラーメン」を使用し、ラーメン作りが得意なスタッフを中心にして、とっておきの美味しいラーメンをふるまっています。みそ味、醬油味など毎回味を変え、人気のランチ企画になっています。なお、残念ながら外部の方への提供はしておりません。
「全国バスマップサミット」は、バスマップを作成した市民団体等で構成される「全国バスマップサミット実行委員会」の主催により、2003年から一年に一度開催しています。毎回、交通事業者でも行政機関でもない市民団体の手によって、マップ作成のノウハウ交換をはじめ、公共交通の未来を見据えた熱い議論が交わされています。そして、2022年は島根県松江市にて、第19回の全国バスサミット開催が決定しました。現在、詳細は未定ですが、ご興味のある方はプロジェクトゆうあいまでお問合せください。
2022年4月2日(土曜日)に開催予定でした「第16代 堀尾吉晴公・松江武者行列」は、中止となりました。新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大している状況や、収束が見通せないことから、行列参加者やスタッフ・観客の健康・安全等を考慮した旨、実行委員会より発表されました。
松江市内にお住まいの方に長年親しまれている、「どこでもバスブック」の2022年度版が5月に発売の予定です。「どこでもバスブック」は松江のバス時刻表が1冊にまとまった冊子。松江駅シャミネの売店、松江市内の今井書店各店舗、みしまやの古本棚にて販売します。定価は変わらず250円(税込)、ハンドバッグにも入るサイズ(A6版)です。
松江・出雲・安来の主要観光スポットを鉄道・路線バスで巡るための地図・時刻情報を網羅した「縁結びバスマップ」を製作しています。毎年発行しており、2022年度版が5月に発行します。「縁結びバスマップ」は松江駅前の観光案内所などで無料配布する予定です。遠方にお住まいの方・手に入りにくい方のために、無料で印刷可能なダウンロード版をホームページ「どこでもバスネット」に公開します。旅のお供にぜひご活用ください。
プロジェクトゆうあいでは社会をよりよくするというミッションのもと、様々な非収益事業を実施しております。詳しくはゆうあいHP下部の「ご支援・ご寄付」にてご紹介しています。多くの方のご支援をお待ちしております。
U-BOOK(古本事業)では2021年12月~2022年2月の間に831冊の寄贈をいただきま した。販売ではみしまや、イベント等の外部売上とネット売上を含む合計 1,110,836円となりました。PCリサイクル事業では242台の寄付をいただきました。売上代金は障がいのあるスタッフの報酬にすべて還元させていただきました。
島根県運営適正化委員会を通じて、コロナの対応(主に換気)について苦情を受けた。