2022年1月発行
就労支援事業所の「PCエコステーションゆうあい(以下、エコステ)」が、2018年からスタートして3年が経過しました。市民や企業の方々からご寄付いただいたPCや関連機器は、安定して年間約1,000台以上となっています。現在23名の就労スタッフが、パソコンリサイクルなどの作業に関わっています。
エコステでは、廃棄されてしまうパソコンなどの電子機器を最後まで使いつくし、新たな活躍の機会を生むことを目的として、パソコンの整備や解体などの作業から収益を生み出します。主な事業は以下の4点になります。
資源を無駄なく最後まで!お使いになっていないパソコン等がありましたら、私たちに、ぜひご寄贈ください。地球にやさしく、社会貢献につながる取り組みです。
併設している「はんこ屋ゆうあい」では、認め印(三文判)、銀行印、実印などの印鑑作成のほか、キュートな動物の印鑑 "あにまるIN鑑 (あに鑑)" 、名刺の印刷なども行っています。ご来店をお待ちしております。
(川瀬)
PCエコステーションゆうあい
まち歩きバリアフリー情報誌『てくてく日和・山陰』の2021年秋号(第36号)が完成しました。今回は鳥取県西部、奥日野のたたらにまつわる観光情報を特集。また日野郡3町の特色をいかしたランチのご紹介など、奥日野の魅力が詰まった一冊です。各観光スポットのバリアフリー情報も詳しく掲載しています。中国地方の道の駅、山陰の観光案内所などに配布しています。フリーペーパーですので、ぜひお手に取ってご覧ください。
毎年秋に行っている「キッズ/ジュニアゆうあい作品展」を30日・31日の2日間にわたり開催し、たくさんの作品が並びました。「松江どう行列」をテーマにした工作をはじめ、楽しい作品が展示されました。
若者支援活動ではさまざまなプログラムを用意する一方、「居場所づくり」も心がけています。本町堂を利用している皆さんとハロウィンパーティーをしました。みんなでゲームをして盛り上がりながら、話しもはずみ、とても良い雰囲気の会となりました。
別館1階の地域活動支援センター「おんぼらとステーション北堀」にて、ジュニアゆうあい利用の保護者を対象に、障がい者就労支援の情報交換会を開催しました。松江障害者就業・生活支援センター「ぷらす」の平崎様を講師に迎え、お話や質疑応答がありました。
ゆうあいスタッフのえみが出演するYouTubeの動画番組「えみスマイル!」では、㈱高知システム開発から発売されたマイルートネオシリーズを4回に分けてご紹介していきます。耳の不自由な方々のために字幕も用意しています。
松江市家庭相談課より講師を迎え、職員対象の虐待防止研修を開催しました。虐待についての知識や意識について、改めて考えさせられる良い時間となりました。
城北公民館にて防災時の対応、公民館の対策について研修を行いました。松江市防災安全課の担当者から、災害情報の収集要領、ハザードマップ、避難行動、避難経路の確認について講習を受けた後、公民館長から公民館に備えてある防災機材及び避難場所などの説明を受けました。スタッフ全員が防災に対する危機管理意識を共有し、利用者の命と安全を最優先にして行動することをあらためて肝に銘じた研修でした
地域活動支援センターおんぼらとステーション北堀にて、就労支援通所のスタッフ、放課後等デイ通所の子ども達が参加する合同のレクリエーション大会がありました。的あてやモルックなどを楽しみ入賞者には景品が贈られました。これから地域活動支援センターにて、様々な活動、イベントの場にしていく予定です。
松江しんじ湖温泉・なにわ一水さんが1階の大浴場、2階の会食場、5階フロアを大幅リニューアルされ、プロジェクトゆうあいでは、障がい当事者からアドバイスをさせていただいたり、触知図など視覚障がい者のための情報ツールの提供でご協力させていただきました。ゆうあいの発行するまち歩きバリアフリー情報誌の取材を兼ね一足先に案内していただきました。
県内外の公共文化施設職員を対象とした島根県舞台芸術セミナーで「笑顔と声掛け~公共文化施設のおもてなし~」と題して、松江/山陰バリアフリーツアーセンターの川瀬が、講演と劇場職員とのトークセッションを行いました。
くにびきメッセにて松江東高校の校外学習の発表会があり、ゆうあいの「おんぼらとステーション北堀」の使い方について、提案していただきました。学生さんが来るようになると、この場所もさらに賑やかになりそうです。
おんぼらとステーション北堀で18日に小さなクリスマス会、24日には就労支援を利用するスタッフに「ミニミニラーメンクリスマス」でケーキの代わりに松江ラーメンをふるまいました。21日には若者支援「本町堂」に通う皆さんと楽しいプログラムで盛り上がり、キッズ/ジュニアゆうあいの子供たちも事業所ごとにクリスマス会を行いました。それぞれ工夫を凝らした楽しい会になりました。
オレンジハウスにてモーニングブックカフェを運営しておりましたが、コロナ禍の中長らくお休みをさせていただいておりました。地域活動支援センターおんぼらとステーション北堀にて、古本販売と音田マスターのコーヒーが味わえる「おんぼらとブックカフェ北堀」をプレオープンという形で、ゆうあいで働くスタッフなどを対象に開催いたしました。コーヒーのいい香りとともに、おんぼらとステーションも憩いの場らしくなり、とてもいい機会となりました。
全国バスマップサミット in いわて滝沢が開催され、プロジェクトゆうあい代表の田中が参加しました。オンラインとは異なり、顔を合わせながら色々な方のお話を聞けとても有意義な時間になりました
プロジェクトゆうあいでは設立当初より点字にまつわる作業を受注してきました。その中で県内の事業所の中でいち早く取り組み作成している「触知図」についてご紹介します。
通常の地図と言えば、日本地図とか県内市町村地図などを思い浮かばれると思いますが、「触知図」は主に建物の中の主要な場所(例えば階段やエレベーターやトイレなど)を点字で示し、視覚に障がいのある方がこの触知図を基にし、歩行の手助けをするための物です。
触知図はA4サイズの厚紙に点字プリンターで打ち出しますので場所をとりません。この作成にはゆうあいの就労スタッフが行い、取引先様から注文を頂くと、まず現地に出かけラフスケッチと写真そして距離等を計測します、その後ゆうあい事務所でPCのアプリを使用し枠組み作成、その後点字プリンターで作っていくことになります。
実績としては出雲空港様、米子空港様、松江しんじ湖温泉なにわ一水様などご依頼いただきました。プロジェクトゆうあいの強みの一つとして今後もさらに触知図は広がっていくものと思います。(中路)
松江開府の祖、堀尾吉晴公と忠氏公、堀尾衆一行が400年の刻をこえて松江城に入城する様子を再現した絢爛豪華な時代絵巻、「松江武者行列」。一昨年から新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期しておりましたが「第16代 堀尾吉晴公松江武者行列」が開催されることになりました。プロジェクトゆうあいも運営に協力させていただいております。
松江市内にお住まいの方に長年親しまれている「どこでもバスブック」の2022年度版を5月に発売予定です。「どこでもバスブック」は、松江のバス時刻表が1冊にまとまった冊子です。松江駅構内「おみやげ楽市」、松江市内の今井書店各店舗、みしまやの古本棚にて販売いたします。定価は変わらず250円(税込)です。ハンドバッグにも入るサイズ(A6版)です。お出かけのお供に持ち歩いてみてはいかがでしょうか。
プロジェクトゆうあいでは社会をよりよくするというミッションのもと、様々な非収益事業を実施しております。詳しくはゆうあいHP下部の「ご支援・ご寄付」にてご紹介しています。多くの方のご支援をお待ちしております。
U-BOOK(古本事業)では2021年9月から11月の間に3,430冊の寄贈をいただきまし た。販売ではみしまや、イベント等の外部売上とネット売上を含む合計 1,014,580円となりました。売上代金は障がいのあるスタッフの報酬にすべて還元させていただきました。
PCリサイクル事業では 298台の寄付をいただきました。売上代金は障がいのあるスタッフの報酬にすべて還元させていただきました。
9月から11月の間に苦情の受付はありませんでした。