2022年10月発行
路線バスの分かりにくさを、バスマップを通じて解消していこうという趣旨で「全国サミット」が毎年各地で開催されています。プロジェクトゆうあいでは、どこでもバスブックを毎年制作発行している中、このサミットには長く関わっています。
2003年に岡山で第1回のバスマップサミットが開催され、2005年に第3回松江サミットが開催、そしてこのたび、松江では2回目となる第19回全国バスマップサミットが、8月27日、28日の2日間にわたって島根県民会館にて開催されました。
よしこじゅんじのバスマップ漫才、ゆうあいの公共交通に関する取り組み紹介をはじめ、各地での取り組みの発表、報告があり、全国から100人近い方々の参加者皆さんに楽しく有意義な時間を過ごしていただくことができました。
このサミットにあわせて、小冊子「愛のバスものがたり」の発行や、宍道湖大橋北詰バス停の「バス停ビフォーアフター」を実現、これら取り組みに対してクラウドファンディングを通じて多くの方からご寄付をいただくことができました。
(田中 隆一)
放課後等デイサービス事業全体で行う夏祭りを3年ぶりに開催しました。新型コロナウイルス感染症対策として、各事業所単位で会場の城北公民館に遊びに来てもらう形をとりました。屋台は5つあり、コイン落としが「楽しかった」と人気でした。また、第2・第4ジュニアゆうあいの子どもたちがお手伝いをしてくれ、お兄さん・お姉さんらしい姿も見られました。
地域活動支援センターゆうあい「おんぼらとステーション北堀」で、ジュニアゆうあい保護者の方を対象に就労支援についての情報交換会を開催し、10名の保護者様にご参加いただきました。障がい者就労継続支援事業所「第2プロジェクトゆうあい」の管理者・田中隆一と、「相談支援事業所ゆうあい」の相談支援専門員・松浦玲子が、個別に面談を行い、就労移行支援事業を卒業し一般就労で働いている卒業生にも入っていただき、実りのある情報交換会となりました。
7月のイベントとして料理教室を行いました。利用者の方に講師をお願いし、チームワークばっちりで手際よくお料理できました。講師の教え方も分かりやすく、とても繊細なレシピを皆で丁寧につくりあげました。みんな大満足でした。
まち歩きバリアフリー情報誌『てくてく日和 山陰』2022年夏(第40号)が完成しました。今回は「『たたら』の恵み 奥出雲」と題し、島根県奥出雲町を特集します。奥出雲は江戸時代からたたら製鉄が盛んで、山に囲まれながら文化的に開けた地域です。先人の思いのこもった景観を保ちながら、地元ならではの「おいしいもの」を育んでいます。誌面では、たたらで栄えた時代が分かる各種施設のほか、車椅子でアクセス可能な自然散策、出雲そば・仁多米など奥出雲ならではの食をご紹介します。また日帰り温泉を含めた宿泊施設のバリアフリー、駐車場やトイレの情報もご案内しています。中国地方の道の駅、山陰の観光案内所などに配布しています。フリーペーパーですので、ぜひお手に取ってご覧ください。
視覚障がい者を対象とした「干し柿の里」体験モニターツアーが、松江市東出雲町で行われました。島根県立大学・松江キャンパスの観光学研究室と、東出雲観光バス(有限会社いやタクシー)主催によるもので、事前に開催された企画会議からゆうあいの視覚障がいスタッフが協力させていただきました。当日は、3人の視覚障がい者が参加し、ツアーの様子は全国放送のニュースでも取り上げられました。
プロジェクトゆうあいが運営する「PCエコステーションゆうあい」では、PCリサイクルに興味をもってもらいたいという思い、就労スタッフのウェブ編集スキルアップのためYouTubeチャンネルを開設し、パソコンやゲーム機の分解・解体動画を作成し、続々UP中です。
本町堂の若者4名とスタッフで、お抹茶体験をしました。一つ一つの所作にも意味があったり、凛とした空気が心地よい時間でした。丁寧に教えていただき、お菓子も抹茶もとても美味しかったです。
プロジェクトゆうあいではこのたび新たなチャレンジとして、「小冊子『愛のバスものがたり』制作と全国バスマップサミット in 松江の開催」と題したクラウドファンディングを開始し、ご寄付いただいた方には、愛のバスものがたりの現品と宍道湖大橋北詰バス停に名前を刻むという特典を贈呈しました。
ロジェクトゆうあいが発行するどこでもバスブックに毎号掲載してきた『愛のバスものがたり』の小冊子を「全国バスマップサミット in 松江」開催にあわせて、制作いたしました。夫婦漫才「よしこじゅんじ」の角純二氏執筆のバスに関する小文と物語にあわせた挿絵で構成される22編の物語や、巻末には愛のバスまんがや愛のバス短歌も掲載。価格は200円(税込み)で、今井書店(グループセンター店・学園通り店)、みしまや各店のゆうあい文庫(無人古本棚)等で販売しています。
どんな人でも、どんな理由でも一切区別なく、大学生までは無料でお弁当を提供されている「まちのごはん」。夏休みの間週に一度、おんぼらとステーション北堀を食事するスペース・受け取り場所として、開催場所の提供に協力させていただきました。
宍道湖大橋北詰バス停を「第19回 全国バスマップサミット・記念バス停」としてリニューアルしました。車道側デザインは、2022年度版『どこでもバスブック』(第23号)の表紙を活用しており、歩道側デザインは上記の小冊子「愛のバスものがたり」のイラストを活用しております。
キッズ/ジュニアゆうあいの保護者様を対象に、福祉ネットだんだんネの会員事業所を見学しました。事業所ごとに特色があり、ゆうあい以外の事業所を見ていただき、お子様の進路の参考になったのではないかと思います。
ゆうあい本部と北堀就労事業所にて、地震を想定した避難訓練を行いました。近隣の避難場所である城北公民館に、問題なく全員が避難することができました。また同時に、メールなどを活用した連絡訓練を実施し、いざというときのための連絡確認ができました。
第11回バスまつりが3年ぶりにくにびきメッセで開催され、会場で巨大バスマップすごろくの体験会、バスマップすごろく・古本等の販売を行いました。イベントは過去最高の入場者を記録し、巨大バスマップすごろくにもたくさんのお子さんに参加いただき大盛況でした。
松江歴史館で行われた『国宝松江城VR体験キックオフ』イベントに参加して、VRによる天守閣内部の見学をしました。京都府の同志社大学の「文化遺産情報科学調査研究センター」が松江城天守閣内部を隅々まで調査されて制作されたVR映像を体験するイベントで、当日は上定松江市長、松浦歴史館館長をはじめ、松江市の担当部署の方、報道各社も来られ、にぎやかに行われました。
体験者は松江工業高等専門学校でVR映像の制作経験のある女子学生1名、車椅子使用者として私の2名でした。歴史館内に作られた約2メートル四方のスペースに入り、ゴーグルを着けて映像を見ました。手に持ったリモコンのような器具のスイッチ操作で、場面の切替ができ、次々と天守閣の色々な階や、内部構造などをリアルに見ることができました。井戸や階段を覗き込んだときには、あまりの立体感に落ち込みそうな感覚になり、思わずのけぞりました。
現在は、天守閣内部に展示品がほとんど置かれていない状態なので、天守閣の構造がよくわかります。お城の構造に興味のある方なども、ぜひ体験してみるのもおすすめです。車椅子使用者、高齢の方、足腰に不安のある方なども安心して天守閣を楽しむことができます。
しばらくの間、毎週金、土、日の三日間、無料体験できるようです(予約は必要ですが)。13歳以下は不可。私は、これからの発展性に期待しており、音声ガイドを組み込んだり、ホログラムを使用した人物を入れ込んだりさせてもらいたいものです。興味のある方は、ぜひ体験していただきたいです。
(石倉 悟)
10月22日(土曜日)、23日(日曜日)おんぼらとステーション北堀を会場に秋の作品展示会を開催します。子どもたちが工夫を凝らした作品が並びますので、ぜひご来場ください。
以前からご好評いただいておりますモーニングブックカフェですが、10月より再開することを決定しました。開催日は、原則毎月最終木曜日とし、おんぼらとステーション北堀にてオープンします。音田マスターのコーヒーと共に、読書をお楽しみください。
プロジェクトゆうあいでは社会をよりよくするというミッションのもと、様々な非収益事業を実施しております。詳しくはゆうあいHP下部の「ご支援・ご寄付」にてご紹介しています。多くの方のご支援をお待ちしております。
U-BOOK(古本事業)では2022年6月から8月の間に2,098冊の寄贈をいただきました。販売ではみしまや、イベント等の外部売上とネット売上を含む合計1,145,261円となりました。PCリサイクル事業では323台の寄付をいただきました。売上代金は障がいのあるスタッフの報酬にすべて還元させていただきました。
6月から8月の間に苦情の受付はありませんでした。