プロジェクトゆうあいの北堀就労支援事業所には、東日本大震災によって福島県双葉町(原発の所在する町)から松江に避難で来られて9年半になる桑原達治さんが働いています。桑原さんは、いつか故郷に帰りたいという思いがあり、今も住民票は双葉町にあります。今年の3月11日に震災からちょうど10年をむかえました。桑原さんは、大学生時代に箱根駅伝を走っている一流ランナーですが、現在は左半身麻痺の障がいがあり、走ることができなくなりました。そこで桑原さんの思いが少しでも現実に近づくよう、ゆうあい主催で双葉町復興を願うチャリティマラソンを行うことにしました。3月1日~31日の間、誰でもどこでも走った距離をゆうあいに報告していただき、その合計で松江から双葉町の距離に相当する1000kmを目指すことに。
また、3月14日(日)に、宍道湖畔にて約50人のランナーが参加したイベントでは、たくさんの寄付をしてくださいました。その様子は、テレビにも大々的に取り上げていただきました。寄付は、4月末に桑原さんとゆうあい代表の田中隆一とで双葉町まで赴き、町長さんに直接お届けする予定です。