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全国バスマップサミット in 松江の開催

路線バスの分かりにくさを、バスマップを通じて解消していこうという趣旨で「全国サミット」が毎年各地で開催されています。プロジェクトゆうあいでは、どこでもバスブックを毎年制作発行している中、このサミットには長く関わっています。

2003年に岡山で第1回のバスマップサミットが開催され、2005年に第3回松江サミットが開催、そしてこのたび、松江では2回目となる第19回全国バスマップサミットが、8月27日、28日の2日間にわたって島根県民会館にて開催されました。

ステージで漫才をする男女ふたりと それを見るサミット参加者

よしこじゅんじのバスマップ漫才、ゆうあいの公共交通に関する取り組み紹介をはじめ、各地での取り組みの発表、報告があり、全国から100人近い方々の参加者皆さんに楽しく有意義な時間を過ごしていただくことができました。

このサミットにあわせて、小冊子「愛のバスものがたり」の発行や、宍道湖大橋北詰バス停の「バス停ビフォーアフター」を実現、これら取り組みに対してクラウドファンディングを通じて多くの方からご寄付をいただくことができました。

(田中 隆一)

おかげさまで「ゆうあいレポート」10周年

プロジェクトゆうあいの取り組み、活動を紹介する「ゆうあいレポート」を発行して40号になりました。3か月ごと、年に4回の発行ですのでちょうど10年ということになります。

内容はご覧のとおりで10年間を通じて、ほぼ構成は変わっていませんが、実は配布の方法が大きく変わってきています。当初は、法人の会員さんやゆうあいを利用されている方に配布することが中心でしたが、古本事業でスーパーのみしまやさんに本棚を置かせていただいたことをきっかけに、この本棚にゆうあいレポートを自由にとっていただけるよう、小さなラックを据え付けたり、北堀ゆうあいビル入口付近のボードにレポートを貼りだし、道行く人に見ていただけるようにもしています。

近年では城北地区公民館を通じて町内会の回覧板にゆうあいレポートをはさませていただき、地域のみなさんに、プロジェクトゆうあいのことを少しでも知っていただけるようになったのではと思っています。

【田中隆一】


プロジェクトゆうあいは沢山の事業をしており、活動報告を楽しんで見てもらえればと、毎号デザインを工夫しています。これからも頑張って作っていきたいと思います。 みなさん、ぜひお手に取ってみて下さいね!!

【かなこ】

『ゆうあいレポート』最新号は、PDFでもお読みいただけます。画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)に適したテキスト版も用意しています。

【リンク】

 
また、過去の『ゆうあいレポート』は、プロジェクトゆうあい公式サイトで公開しています。

【サイト内リンク】

堀川遊覧船でバリアフリー研修を行いました

プロジェクトゆうあいでは、障がいのある方が講師役を担い他の事務所の方にバリアフリーについてお知らせしたり、体験していただくバリアフリー研修を行っています。

3月8日から10日まで3日間、公益財団法人松江市観光振興公社様運営の堀川遊覧船へ車いすを使用したバリアフリー研修会に車いすを使用する2名を含め、4名のスタッフが招かれました。

男性が車いすのまま遊覧船に乗るのを 船頭さんたちが介助している

研修会場は黒田町のふれあい広場乗船場。船頭、職員の皆様が1日2時間熱心に受講されました。さすがに接客のプロで研修会では笑顔を絶やさず参加され、優れたホスピタリティーをお持ちでした。車いすを利用し操作する人と車いすに乗る人に分かれて、待合室から乗船場まで介助し実際に船に乗船するまでの実技講習を行っていただきました。

特に傾斜のある歩道や、車いす使用者が乗船する実技では危険も伴うこともあり、とても集中しておられました。講師役の車いす使用者の二人は、誤った操作方法や身体の抱え方には何度も繰り返し説明し、受講生の皆さんに丁寧にお話をしていました。

障がい当事者が講師になり、実技を交わえバリアフリー研修を企画実行できる事業所は島根県内でも少なく、今後もプロジェクトゆうあいの活動の一つとしてバリアフリー推進を広めていきたいと考えています。

【中路】

プロジェクトゆうあいのパソコンリサイクル

 就労支援事業所の「PCエコステーションゆうあい(以下、エコステ)」が、2018年からスタートして3年が経過しました。市民や企業の方々からご寄付いただいたPCや関連機器は、安定して年間約1,000台以上となっています。現在23名の就労スタッフが、パソコンリサイクルなどの作業に関わっています。

 エコステでは、廃棄されてしまうパソコンなどの電子機器を最後まで使いつくし、新たな活躍の機会を生むことを目的として、パソコンの整備や解体などの作業から収益を生み出します。主な事業は以下の4点になります。

  • データを復元出来ないよう安全に情報抹消する『データ消去』
  • 部品を細かく解体・分類して貴金属を取り出す、『マテリアルリサイクル』
  • 状態の良いパソコンを再整備して販売する、『再生パソコン販売』
  • 全国フランチャイズ『パソコンドック24 松江店』として、『パソコン修理事業』

 資源を無駄なく最後まで! お使いになっていないパソコン等がありましたら、私たちに、ぜひご寄贈ください。地球にやさしく、社会貢献につながる取り組みです。

 併設している「はんこ屋ゆうあい」では、認め印(三文判)、銀行印、実印などの印鑑作成のほか、キュートな動物の印鑑 “あにまるIN鑑(あに鑑)” 、名刺の印刷なども行っています。ご来店をお待ちしております。(川瀬)

 

PCエコステーションゆうあい

住所  島根県松江市雑賀町227(Googleマップ駐車場有
電話  0852-61-0199
FAX   0852-27-7447
時間  平日9時~18時
リンク PCエコステーションゆうあい
メール pc-ecoあっとまーくpjui.com(「あっとまーく」は、半角の@に変換)

10年目を迎えた古本リサイクル事業

プロジェクトゆうあいの北堀事業所では、2012年に就労継続支援事業を始めて以来、古本リサイクルに取り組んでいます。皆さまから、読み終わった本・不要な本を寄付して頂き、集まった古本を『Amazon出品用』と『店舗販売用』に仕分けを行います。

Amazon出品用の本は汚れや書き込みがないか状態を確認し、値段相場を調べた上で価格設定して出品をしています。売れた本はアルコールで丁寧に清掃し、梱包をして全国の購入者様へ発送しています。

もう一つの販売ルートである店舗販売は、現在松江市内のみしまや9店舗、まるごう古志原店、しんじ湖温泉駅、生協病院に無人販売という形で販売しています。
リピーターのお客様にも喜んで頂けるよう、週に一度本の補充を行い、目新しい本を陳列したり、店舗毎の売れ筋を把握し、販売をしています。店舗販売用の本ももちろん清掃を行い、出来るだけ綺麗な状態にして販売をしています。

古本の値段調べや清掃 販売の様子を説明した写真
現在古本事業には、障がいのある就労スタッフ25名が関わっており、仕分け、出品、清掃、発送、店舗補充に分かれて毎日作業に取り組んでいます。本の売り上げは、就労スタッフの賃金となっています。

時期によって波がありますが、コロナ禍での古本の売り上げ状況は減少傾向にあります。今後は、Amazonでの1日の出品数を増やす、店舗販売ではセット本の販売、季節毎の本棚の雰囲気づくり、お子様向けのコーナーづくりをしていきたいと思っています。
お家にご不要な本が眠っていましたら、ぜひプロジェクトゆうあいにお声がけください。(井川)

■寄付・問い合わせ先

住所  島根県松江市北堀町35-14Googleマップ
電話  0852-32-8645(担当:中路・赤山)
FAX 0852-28-1116
メール furuhon@pjui.com(アットマークは、半角の @ に変換してください)

(注)直接お持ち込みいただけるほか、本が重く運べない場合は、お電話いただければご自宅まで回収に伺います。一部の書籍(古い百科事典や文学・美術全集、成人向けの本など)は、お引き受けできない場合がございます。

地域活動支援センター スタート

地域活動支援センターがスタートしました。その名も「おんぼらとステーション北堀」。みなさんのお越しをお待ちしております。

当面は新型コロナウィルスの影響により、プロジェクトゆうあい利用者・関係者等の登録者のみの利用に限ります。

貸切予約がある場合には閉店となりますので、お越しの際は事前にご連絡いただくか、Twitterにて営業確認後にご来店いただきますようよろしくお願いします。


平日10:00~17:00(水曜日は16:00まで)   第1、第3土曜11:00~17:00

管理者 田中隆一

支援員 松浦洋子

所在地 松江市北堀町35-12

TEL 0852-32-8645


おんぼらとステーション北堀公式Twitter


双葉町復興チャリティマラソン ~みんなで1000km走って双葉を目指せ~

プロジェクトゆうあいの北堀就労支援事業所には、東日本大震災によって福島県双葉町(原発の所在する町)から松江に避難で来られて9年半になる桑原達治さんが働いています。桑原さんは、いつか故郷に帰りたいという思いがあり、今も住民票は双葉町にあります。今年の3月11日に震災からちょうど10年をむかえました。桑原さんは、大学生時代に箱根駅伝を走っている一流ランナーですが、現在は左半身麻痺の障がいがあり、走ることができなくなりました。そこで桑原さんの思いが少しでも現実に近づくよう、ゆうあい主催で双葉町復興を願うチャリティマラソンを行うことにしました。3月1日~31日の間、誰でもどこでも走った距離をゆうあいに報告していただき、その合計で松江から双葉町の距離に相当する1000kmを目指すことに。

また、3月14日(日)に、宍道湖畔にて約50人のランナーが参加したイベントでは、たくさんの寄付をしてくださいました。その様子は、テレビにも大々的に取り上げていただきました。寄付は、4月末に桑原さんとゆうあい代表の田中隆一とで双葉町まで赴き、町長さんに直接お届けする予定です。

相談支援事業所ゆうあい 開所

2021年2月より、相談支援事業所を開始いたしました。管理者は青山修一、相談員に松浦玲子が、障がい児を中心にしつつ、必要に応じて成人の障がい者への相談も行います、お気軽にお問い合わせください。

電話:090-8806-0852

「しまね女性の活躍応援企業」表彰式

島根県では、女性活躍の推進に向けて積極的に取り組み、他の事業所等の模範となるような優れた取り組みをおこなっていると認められた企業を「しまね女性の活躍応援企業」として表彰しており、プロジェクトゆうあいも令和2年度の表彰を受けました。ゆうあいでは、2年前に常勤役員5名のうち2名を女性に、7事業所のうち3事業所の責任者に女性を起用しています。また、有給休暇の取りやすい雰囲気づくりや産休後に復帰しやすい環境づくりなどの取り組みに評価をいただきました。

松江市コミュニティバスのGoogleマップ検索を実現

2020年10月よりGoogleマップ上で松江市のコミュニティバスが検索できるようになりました。ゆうあいが約3年の月日をかけて、バス停の位置情報や運行情報を規定のデータフォーマットに整備することで実現したものです。

例えば【松江駅】から【美保神社】に行こうとGoogleマップで検索した際、以前は【松江駅】→【万原バスターミナル】→徒歩4時間…、と表示されていました。しかし現在は【松江駅】→【万原バスターミナル】→【美保関線:美保神社入口】、という様に、一畑バス(あるいは市営バス)とコミュニティバスとが連結して表示されるようになり、松江の隅々までバスでの移動がしやすくなったのです。

このサービスをきっかけに、松江市民のバスの利用拡大や、県外より観光に来られた方々の移動の利便性が向上すれば良いなと思います。是非このサービスとバスを活用して、松江市内の観光名所などへ足を運んでみてください。