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第2回 城北福祉まつりが開かれました

4年ぶり第2回目となる城北福祉まつりが開催されました。城北公民館を中心として、半径500メートルの範囲にある障がい者支援事業所、高齢者福祉事業所、保育園の9事業所が参加し、各事業所にて作品展やミニゲームなどを開催するという内容のイベントです。

城北地区社会福祉協議会の主催ですが、プロジェクトゆうあいでは、本イベントの企画運営に中心的に携わるとともに、ゆうあいとしても、古本の販売や放課後等デイサービス事業所の子どもたちの作品展を開催するなど、地域に向けて、事業所のことを知っていただくよい機会となりました。

今回ならではの企画として、社会福祉法人みずうみさんからお借りした電動カートを活用し、事業所間を周回運行することで、移動を含めた楽しいイベントになったかと思います。また、イベント用の無料駐車場として、ハーモニー大輪(だいりん)さん、嵩見(だけみ)保育所さん、プロジェクトゆうあいから提供があるなど、前回の城北福祉まつりから、一歩進んだイベントになったと思います。来年もぜひ開催したいですね。

(田中隆一)

 
 
ゆうあいビルでの古本販売や子どもたちの作品展の様子
 

プロジェクトゆうあいでは、活動の様子をご紹介する『ゆうあいレポート(A4判、全4ページ)を年4回発行しています。このたび最新号(第46号)ができました。

プロジェクトゆうあいの各事業所で無料でお渡ししているほか、PDF版、画面読み上げソフトに適したテキスト版でもお読みいただけます(テキスト版には画像はありません)。次のリンクをクリックしてご覧ください。
 

【サイト内リンク】 『ゆうあいレポート』第46号(PDF、1.44MB)
『ゆうあいレポート』第46号(テキスト版)
ゆうあいについての発行物(バックナンバーのページ)

「キッズ/ジュニアゆうあい夏祭り」開催!

放課後等デイサービスでは夏休みに城北公民館にて「キッズ/ ジュニアゆうあい夏祭り」を開催しました。

アフターコロナではありますが、今年も事業所ごとに時間をずらし少人数で入場するなど引き続き感染対策を行いつつ、ゆっくり楽しめる夏祭りを計画しました。子ども達のパワーはとても大きく『コロナなんてふっ飛ばせ! 祭りを思いっきり楽しむぞ! 』という活気に満ち溢れた、とても賑やかなお祭りとなりました。
 
 
公民館内に設けられたかき氷屋台のの模擬店
 
わなげ、射的、かき氷、ストラックアウト、お面や、魚釣りなどの看板もしっかり掲げた本格的なお店を開き、店番は、第2ジュニアの中高生メンバーと送迎ドライバーが担当。店への呼び込み、遊び方の説明、かき氷づくり等、みんな一生懸命役割を全うしてくれました。おかげで、各コーナーを笑顔いっぱいで楽しむ子供たちの姿をたくさん見ることができました。

暑かった夏休みを乗り越えた元気いっぱいの皆さんと一緒に、今後も心に残る企画を考えていきます。

(関谷)

企画展「本町堂の古本&アートワーク展」開催

白潟本町、山陰合同銀行本店近くにあります「本町堂」は小さな古本屋であると同時に、若者の中間就労支援と安心して過ごすことの出来る居場所を提供する場でもあります。「学校に行きづらい、働く場所を探している、居場所がほしい」などの思いを持つ若者たちが利用しています。

この度ご縁があり、4月14日(金)~5月15日(月)の約1カ月間、今井書店 TONOMACHI63(とのまちロクサン) において「本町堂の古本&アートワーク展」を開催させて頂きました。本町堂で販売している古本の他に、利用者さんたちが各自作成したオリジナルポストカード、ストラップ、キャンドル etc を販売しました。

ポスター制作、値付け、商品ディスプレイもすべて、自らの手で行いました。地元にある立派な本屋さんに、自分たちが作った作品が並んだこと、それを手に取って買ってくれる人がいることを目の当たりにし、今まで味わったことのない喜びと同時に自信がついたように感じました。

 
個性が光るオリジナルイラストで作ったポストカード

無事にアートワーク展を終え、現在も引き続き本町堂の店舗において、利用者さんたちの作品を販売しています。本もレコードも大半が100円で販売しており、ここ最近はブームが再燃している中古レコードもたくさん置いております。

一人でも多くの市民の方々に本町堂を知っていただき、多くの方に愛される地元のお店として、これからも進んでいきたいと考えております。是非一度「本町堂」にお気軽にお立ち寄りください。

(佐々木)

 

「本町堂」は、若い方が仕事に関わることを通じて、自分の生き方を考えていく一歩の場として、NPO法人プロジェクトゆうあいが運営しています。店内はくつろげるスペースもあり、読書などの居場所としてもご利用いただいています。

住所 松江市白潟本町74
開店時間 月・火・木・金曜日 9:30~15:30
(※不定休あり)
TEL 0852-67-1539
Instagram 本町堂 Instagram
Twitter 本町堂 Twitter
本町堂内部の様子

たのしい楽団設立10周年ライブ開催 ~すすめ! たのしい楽団!~

障がいのある子供と若者による音楽活動「たのしい楽団」。設立して10年の記念ライブが、3月26日、八雲町のしいの実シアターで開かれました。様々な楽器を即興で、自由に奏でる摩訶不思議な演奏会。この日は宮古島出身のミュージシャンのマリノさんをゲストに迎えて、いつも以上にパワーアップ、充実した演奏となりました。

たのしい楽団は、今から10年前、音楽家の大友良英さん(NHKあまちゃんの主題歌の作曲家)と、神戸の「音あそびの会」という障がいのある子供たちによる音楽活動の団体が、松江に来られたきっかけから、松江でも同じような活動をやってみようじゃないか、ということでスタートしました。会の運営はゆうあいが全面的にバックアップしていますが、参加者はキッズ・ジュニアゆうあいのお子さんだけでなく、幅広く松江市内から来られています。

このたびのライブでは、事前に新聞に告知記事にもなったことから、はじめて観たという方も多くおられましたが、みなさん、おもしろおかしな世界感に浸って、あっという間の時間になったようでした。(田中 隆一)

 
ステージで楽器を演奏する子どもと大人

地域に開かれた「おんぼらとステーション北堀」へ

「おんぼらとステーション北堀」は、城北公民館に近い北堀町のゆうあいビル2軒となりの3階の建物。そしてこの建物の1階にあるのが「地域活動支援センターゆうあい」。一見するとおしゃれなカフェ風の内装で一昨年の5月より、障がいのある方の憩いの場、集いの場として、松江市が認可する福祉事業の一環として運営されていますが、同時に地域の方にも様々に活用していただきたいと考えています。
 
木のテーブルに本が展示された空間

開設当初がコロナ禍のまっただ中ということから、「地域に開いていきたい」という思いもなかなか反映できないところでしたが、2022年夏ごろから、様々なイベントを行うなど開放路線へと少しずつ舵を切っています。一つは「まちのごはん」。大人は格安の300円、子供は無料というランチイベントを市内の複数のグループと連携して行っています。そしてブックカフェ。以前は城北公民館と道路を隔てて向かいの「オレンジハウス」にて行っていましたが、会場を地域活動支援センターゆうあいに移し、自家焙煎コーヒーと古本販売をセットにしたイベントとして再スタートしています。

なお、おんぼらとステーション北堀の2階にはゆうあい本部事務所と障がい者の相談支援事業所、3階は倉庫とフリーな空間となっていますが、災害時には地域の方の避難場所としても利用できるようにと考えており、実際に北堀2区町内会さんとは、緊急時の避難先として防災協定を結んでいます。「おんぼらとステーション北堀」は、より地域に開かれた施設としての運営、場の提供をしていきたいと考えています。(田中 隆一)

全国バスマップサミット in 松江の開催

路線バスの分かりにくさを、バスマップを通じて解消していこうという趣旨で「全国サミット」が毎年各地で開催されています。プロジェクトゆうあいでは、どこでもバスブックを毎年制作発行している中、このサミットには長く関わっています。

2003年に岡山で第1回のバスマップサミットが開催され、2005年に第3回松江サミットが開催、そしてこのたび、松江では2回目となる第19回全国バスマップサミットが、8月27日、28日の2日間にわたって島根県民会館にて開催されました。

 
ステージで漫才をする男女ふたりと それを見るサミット参加者

よしこじゅんじのバスマップ漫才、ゆうあいの公共交通に関する取り組み紹介をはじめ、各地での取り組みの発表、報告があり、全国から100人近い方々の参加者皆さんに楽しく有意義な時間を過ごしていただくことができました。

このサミットにあわせて、小冊子「愛のバスものがたり」の発行や、宍道湖大橋北詰バス停の「バス停ビフォーアフター」を実現、これら取り組みに対してクラウドファンディングを通じて多くの方からご寄付をいただくことができました。(田中 隆一)

おかげさまで「ゆうあいレポート」10周年

プロジェクトゆうあいの取り組み、活動を紹介する「ゆうあいレポート」を発行して40号になりました。3か月ごと、年に4回の発行ですのでちょうど10年ということになります。

内容はご覧のとおりで10年間を通じて、ほぼ構成は変わっていませんが、実は配布の方法が大きく変わってきています。当初は、法人の会員さんやゆうあいを利用されている方に配布することが中心でしたが、古本事業でスーパーのみしまやさんに本棚を置かせていただいたことをきっかけに、この本棚にゆうあいレポートを自由にとっていただけるよう、小さなラックを据え付けたり、北堀ゆうあいビル入口付近のボードにレポートを貼りだし、道行く人に見ていただけるようにもしています。

近年では城北地区公民館を通じて町内会の回覧板にゆうあいレポートをはさませていただき、地域のみなさんに、プロジェクトゆうあいのことを少しでも知っていただけるようになったのではと思っています。【田中隆一】

 


 

プロジェクトゆうあいは沢山の事業をしており、活動報告を楽しんで見てもらえればと、毎号デザインを工夫しています。これからも頑張って作っていきたいと思います。 みなさん、ぜひお手に取ってみて下さいね!! 【かなこ】

 

『ゆうあいレポート』最新号は、PDFでもお読みいただけます。画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)に適したテキスト版も用意しています。

【リンク】
ゆうあいレポート 第40号(2022年7月発行、1.97MB)
ゆうあいレポート 第40号(テキスト版ページ)

過去の『ゆうあいレポート』は、プロジェクトゆうあい公式サイトで公開しています。

【サイト内リンク】
ゆうあいについての発行物

堀川遊覧船でバリアフリー研修を行いました

プロジェクトゆうあいでは、障がいのある方が講師役を担い他の事務所の方にバリアフリーについてお知らせしたり、体験していただくバリアフリー研修を行っています。

3月8日から10日まで3日間、公益財団法人松江市観光振興公社様運営の堀川遊覧船へ車いすを使用したバリアフリー研修会に車いすを使用する2名を含め、4名のスタッフが招かれました。

 
男性が車いすのまま遊覧船に乗るのを 船頭さんたちが介助している
 

研修会場は黒田町のふれあい広場乗船場。船頭、職員の皆様が1日2時間熱心に受講されました。さすがに接客のプロで研修会では笑顔を絶やさず参加され、優れたホスピタリティーをお持ちでした。車いすを利用し操作する人と車いすに乗る人に分かれて、待合室から乗船場まで介助し実際に船に乗船するまでの実技講習を行っていただきました。

特に傾斜のある歩道や、車いす使用者が乗船する実技では危険も伴うこともあり、とても集中しておられました。講師役の車いす使用者の二人は、誤った操作方法や身体の抱え方には何度も繰り返し説明し、受講生の皆さんに丁寧にお話をしていました。

障がい当事者が講師になり、実技を交わえバリアフリー研修を企画実行できる事業所は島根県内でも少なく、今後もプロジェクトゆうあいの活動の一つとしてバリアフリー推進を広めていきたいと考えています。【中路】

プロジェクトゆうあいのパソコンリサイクル

 就労支援事業所の「PCエコステーションゆうあい(以下、エコステ)」が、2018年からスタートして3年が経過しました。市民や企業の方々からご寄付いただいたPCや関連機器は、安定して年間約1,000台以上となっています。現在23名の就労スタッフが、パソコンリサイクルなどの作業に関わっています。

 エコステでは、廃棄されてしまうパソコンなどの電子機器を最後まで使いつくし、新たな活躍の機会を生むことを目的として、パソコンの整備や解体などの作業から収益を生み出します。主な事業は以下の4点になります。

  • データを復元出来ないよう安全に情報抹消する『データ消去』
  • 部品を細かく解体・分類して貴金属を取り出す、『マテリアルリサイクル』
  • 状態の良いパソコンを再整備して販売する、『再生パソコン販売』
  • 全国フランチャイズ『パソコンドック24 松江店』として、『パソコン修理事業』

 資源を無駄なく最後まで! お使いになっていないパソコン等がありましたら、私たちに、ぜひご寄贈ください。地球にやさしく、社会貢献につながる取り組みです。

 併設している「はんこ屋ゆうあい」では、認め印(三文判)、銀行印、実印などの印鑑作成のほか、キュートな動物の印鑑 “あにまるIN鑑(あに鑑)” 、名刺の印刷なども行っています。ご来店をお待ちしております。(川瀬)

 

PCエコステーションゆうあい

住所  島根県松江市雑賀町227(Googleマップ駐車場有
電話  0852-61-0199
FAX   0852-27-7447
時間  平日9時~18時
リンク PCエコステーションゆうあい
メール pc-ecoあっとまーくpjui.com(「あっとまーく」は、半角の@に変換)

10年目を迎えた古本リサイクル事業

プロジェクトゆうあいの北堀事業所では、2012年に就労継続支援事業を始めて以来、古本リサイクルに取り組んでいます。皆さまから、読み終わった本・不要な本を寄付して頂き、集まった古本を『Amazon出品用』と『店舗販売用』に仕分けを行います。

Amazon出品用の本は汚れや書き込みがないか状態を確認し、値段相場を調べた上で価格設定して出品をしています。売れた本はアルコールで丁寧に清掃し、梱包をして全国の購入者様へ発送しています。

もう一つの販売ルートである店舗販売は、現在松江市内のみしまや9店舗、まるごう古志原店、しんじ湖温泉駅、生協病院に無人販売という形で販売しています。
リピーターのお客様にも喜んで頂けるよう、週に一度本の補充を行い、目新しい本を陳列したり、店舗毎の売れ筋を把握し、販売をしています。店舗販売用の本ももちろん清掃を行い、出来るだけ綺麗な状態にして販売をしています。

古本の値段調べや清掃 販売の様子を説明した写真
現在古本事業には、障がいのある就労スタッフ25名が関わっており、仕分け、出品、清掃、発送、店舗補充に分かれて毎日作業に取り組んでいます。本の売り上げは、就労スタッフの賃金となっています。

時期によって波がありますが、コロナ禍での古本の売り上げ状況は減少傾向にあります。今後は、Amazonでの1日の出品数を増やす、店舗販売ではセット本の販売、季節毎の本棚の雰囲気づくり、お子様向けのコーナーづくりをしていきたいと思っています。
お家にご不要な本が眠っていましたら、ぜひプロジェクトゆうあいにお声がけください。(井川)

■寄付・問い合わせ先

住所  島根県松江市北堀町35-14Googleマップ
電話  0852-32-8645(担当:中路・赤山)
FAX 0852-28-1116
メール furuhon@pjui.com(アットマークは、半角の @ に変換してください)

(注)直接お持ち込みいただけるほか、本が重く運べない場合は、お電話いただければご自宅まで回収に伺います。一部の書籍(古い百科事典や文学・美術全集、成人向けの本など)は、お引き受けできない場合がございます。