ゆうあいでは様々な社会的課題を解決するための事業=ソーシャルビジネスに幅広く取り組んでいます。
ゆうあいで制作発行するバリアフリーまち歩き情報誌「てくてく日和」は、障がいのある方の旅行や外出を後押しするという社会的な使命を持っていますし、松江の公共交通総合時刻表である「どこでもバスブック」は、複数会社のバス時刻、鉄道時刻をワンパッケージにすることで、車を使わない方にとても便利に使っていただいています。
また、古本、パソコンのリサイク事業にも取り組んでいますが、これは環境にやさしい地域づくりを目指した事業と言えます。
そのほか視覚障がい者に対して合成音声で広報誌の情報提供する事業、聴覚障がい者の筆談システムの開発など、障がい者の生活をよりよくするためのIT技術を活用したサービスの提供にも取り組んでいます。
これら、いずれも障がいのある方の就労支援と組み合わせており、就労支援の枠組みを活用し、障がいのある方とともにサービスを生み出していることが他に類例のない特徴です。
障がいのある方もバラエティに富んでいます。目の不自由な方は、音声読み上げパソコンを使い、視覚障がい者の情報提供に関わり、車いすの方は「てくてく日和」の取材や編集に関わります。
発達障がいがあり、ものごとを集中して取り組むのが得意な方は、バスブックの時刻のチェック、パソコンの分解の仕事などに携わっています。
障がいのある方々が、ときには自身の障がいを武器にして、社会課題解決に向けた事業に取り組み、その結果として「社会全体がよりよくなる」「住みやすいまちになる」という循環を生み出しています。