~障がいのある方の旅をサポート~
プロジェクトゆうあいでは、事業の一環として「松江/山陰バリアフリーツアーセンター」という、障がいのある方の旅行の相談窓口を行っています。山陰地方(島根、鳥取)を旅したいという様々な方に対して、人的サポートのコーディネート、旅行する際のお勧めスポット・宿泊先などの各種ご相談の対応、旅行日程・行程のアドバイス、受入体制構築のためのバリアフリー研修などを、鳥取のNPO法人トラベルフレンズ・とっとりと連携しながら2009年から活動を行っています。
旅行の相談では、主に視覚障がい者と車いす使用者、ご高齢の方や杖歩行の方が多く、車いす使用者の方はバリアフリー情報を求められることが多く、視覚障がい者の方は、実際に手引き誘導の方を手配してほしいという問合せがほとんどです。一緒に旅行のスケジュールを考えたり、必要に応じた様々なお手伝いを行っています。最近は「和菓子作り」「着物を着てまち歩き」といった体験型の旅行を楽しまれたり、出雲大社などの“ご縁を結ぶスポット”を巡られる方が多くおられます。
松江市が制定した「松江市障がい者差別解消条例(2016.10~)」の中の1つとして「バリアフリー観光の推進」が位置付けられています。障がいのある方たちが安心して快適に観光できる体制づくりが今後加していきそうです。(川瀬)
いきいきプラザ島根にて開催された「来て・見て・さわって動物愛護!!2016」で、古本を販売し、動物関連の本が注目されました。また、盲導犬ユーザーの矢野がトークイベントに参加しました。
まち歩き観光バリアフリー情報誌「てくてく日和山陰秋号」が完成しました。山陰DMOさんとも連携して部数倍増の2万部発行!鳥取は東郷湖周辺、島根は出雲大社を特集しています。フリーペーパーで山陰の道の駅、観光案内所を中心に配布し、ウェブにダウンロード版もアップしました。
10月21日から23日に、城北公民館で開催された城北公民館文化祭に参加し、古本販売とパネル展示を利用して、てくてく日和の挿絵を担当しているスタッフが描いた原画のパネル展示を行いました。
10月22日に、カラコロ工房で開催された「第4回ブック在月」で、一箱古本市に出店しました。その他ビブリオバトル(書評合戦)など本に関するイベントが盛りだくさんで、たくさんの方にご来場いただきました。
10月1日・2日に、ごうぎんカラコロ美術館にて、キッズゆうあいを利用する障がいのある子どもたちが、創作プログラムで制作した作品を展示しました。第1キッズは宍道湖七珍をテーマにした作品。第2キッズは染物・裁縫に挑戦し、草木染めのタペストリーの作品。第3キッズは紙粘土を使ったかわいらしい作品ができあがりました。それぞれの個性が光る作品がならびました。
10月9日に、リトルマルディグラ2016が開催されました。「聖者の行進」を演奏しながら、松江の殿町周辺を歩きました。キッズゆうあいの「たのしい楽団」のメンバーも、楽器を持って元気に歩き松江の中心地を盛り上げました。
11月11日に一畑百貨店、12日に出雲イオンモールで開催された「しふくのマルシェ」という島根県内の福祉施設で作られた食品・雑貨が販売されるイベントに参加しました。プロジェクトゆうあいは福祉ネットだんだんネの一員として、バスマップすごろく、出雲ブックカバー、古本を販売しました。
毎月25日に開催される天神市に合わせて、松江市市民活動センター(sticビル)で、市民活動センター秋まつりが開催されました。プロジェクトゆうあいは福祉ネットだんだんネの一員として1階喫茶スペースでブックカフェを行いました。
第2キッズの近くに新たな建物を一棟借りて11月から中高生向け『ジュニアスペースゆうあい』がスタートしました。“自分を知ろう・体験を増やそう”をテーマとして、就労に向けた体験や、日常生活における挨拶やマナー、身の回りのことが出来るようになることを目標として、今年度中は月・水・木曜日の週3日でプログラムを実施しています。
キッズゆうあいの中高生を対象としたプログラムの一環で、花を植えたプランターを置き育てています。現在はみしまや北堀店・城北公民館の近くに置かせていただいており、来られる方々の目を楽しませています。
11月28日から12月1日の4日間、松江市交通局の運転手の方を対象に、バリアフリー研修が開催されました。この研修は、松江市の障がい者差別解消法制定を受けて、松江市交通局から依頼され、今回は視覚障がい者、舗装具を付けた肢体不自由者、車いす使用者が、運転手の方にお願いしたいことをお話ししました。
プロジェクトゆうあいを含めた複数の放課後デイサービス事業所が共催で、12月4日に松江ニューアーバンホテルにて障がいのあるお子さんとその家族を対象としたクリスマス会を開催しました。今年は、島根県で活動するアーティストのよしとによる紙芝居や、よしととたのしい楽団とのコラボステージを披露しました。その後はランチバイキングで楽しいひとときを過ごしました。
12月13日に、松江市市民活動センター(sticビル)にて、曹洞宗島根県第二宗務所の依頼によりバリアフリー研修を開催しました。誰もが利用しやすいお寺を目指し、車いす使用者、視覚障がい者、聴覚障がい者それぞれの立場から、お寺の利用状況や対応についての希望をお話ししました。その後手話体験、視覚障害者の誘導方法(手引き)体験、車いす体験をしていただきました。
鳥取県の大山へ10月下旬に、大山寺周辺へ聴覚障がい者対象のモニターツアーが開催されました。聴覚障がい者の旅行は、ほとんど目に入る情報だけを頼りにしているので観光ガイドさんに接する機会はほとんどなく、観光名所ならでの興味深い歴史があっても素通りして景観だけを楽しむというパターンが一般的です。今回は手話観光ガイドさんが同行いただき、景観を楽しめると同時に手話を交えた歴史語りを、まるでショーのように楽しむことができました。お勧めのスポットは水木しげる妖怪の108天井画がある圓流院。見上げて108ある妖怪画は壮観で一見の価値あり、さらに仰向けでゆっくり見ることも可能。段差がきつめの階段ですが2階に上がり妖怪画を近くで見ることもでき、一度で3回楽しめるスポットです。機会があればぜひ大山寺の景色を楽しんでください。
松江開府の祖「堀尾吉晴公」と、初代藩主「堀尾忠氏公」親子が、200名の一行とともに国宝松江城を目指し行列をする豪華絢爛「戦国時代絵巻」松江武者行列が、4月1日(土)に開催されます。プロジェクトゆうあいも運営に協力させていただいております。詳細は松江武者行列ホームページにて。
障がいのある子どもたちが、様々な楽器を楽しく演奏する即興音楽の演奏会を開催します。
毎年恒例の松江市ボランティアフェスティバルに、今年も参加します。プロジェクトゆうあいからはバスマップすごろく、古本を販売します。
プロジェクトゆうあいでは社会をよりよくするというミッションのもと、さまざまな非収益事業を実施しております。多くの方のご支援をお待ちしております。詳しくはパンフレット、またはゆうあいHPの右上のバナー「ゆうあいの活動にご支援ください」にてご紹介しています。
2016年9月~11月の間に 5,434冊の寄贈をいただきました。
販売ではみしまや、イベント等の外部売上とネット売上を含む合計664,992円となりました。売上代金は障がいのあるスタッフの報酬にすべて還元させていただきました。
プロジェクトゆうあいの取り組みに賛同いただいている方に会員になっていただいています(年会費3000円)。会員になりますと、法人の取り組みをメールを通じて随時ご報告していくほか、各種イベントへのご案内をしています。