このたび、栄えある第4回地域再生大賞の中四国ブロック賞をいただきました。プロジェクトゆうあいでは、今までいろいろな賞をいただいていますが、地域再生大賞は、全国の地方新聞社と共同通信社が主催するもので、いわば、地域の日々の出来事をプロのジャーナリストの視点から評価していただいたもの。これまでにない重みを感じています。受賞の主な理由は、障がい者支援とまちづくりを、これまでにない方法で、切り拓いてきたことではないかと思っています。
昨年の11月に審査委員長で法政大学の岡本義行先生、審査委員で共同通信社編集局委員の伊藤祐三氏が、現地審査に来られ、バスマップの取り組み、バリアフリー観光の取り組み、障がい者就労支援の取り組み、障がい児の放課後デイサービスの事業などをつぶさに、ご覧になられました。書類のみの審査ではなく、このような手間をかけた審査ということも、とても重要な意味を持っていると思います。
2月7日には、三輪理事長、田中事務局長の2名で東京の授賞式に参加し、表彰状とともに、賞金の10万円をいただきました。この賞金をどのように使っていくか、職員一同で話し合っていますが、せっかくのこのお金を地域のみなさんに還元していきたいと考えています。
ゆうあいは今年7月で10周年を迎えますが、この賞をはげみに、さらに飛躍していきたいですね。
公共交通利用促進事業の一環としてバス停をリニューアルする取り組み「バス停ビフォーアフター」の第3弾を実施し、園山さんのイラストで「月照寺入口」など3か所をリニューアルしました。
イベントの秋、古本販売チームは「BOOK在月(ありづき)」、「カラコロこっころサンデー」、「市民ボランティアまつり」「城北公民館文化祭」に参加し、たくさんの方に本を買っていただきました。
第4号の特集は紅葉スポット、石見銀山など。車いす使用者を含むゆうあいのスタッフが、取材に出かけました。雨の中の取材も多かったので、雨が降ったときの観光の参考にもなる今号です。
AM微弱電波音声案内システム「てくてくラジオ」を「アイフェスタ2013in神戸」、「アイヘルス・フェスタ2013in岡山」に出展しました。神戸では建物内のトイレ、エレベーターの案内も設置し、好評でした。
「どこでもバスマップすごろく松江版」と「島根版バスマップすごろくしまねっこ電鉄」を東京の書泉グランデ5階(神保町)、書泉ブックタワー5階(秋葉原)にて発売開始しました。
今号は2013年6月に発売された「PCTalker8Ⅱ」「PCTalker7Ⅲ」を紹介しました。(動画の中では「PCTalker7Ⅲ」を使っています)また、聴覚障がいの方のためのリアルタイム字幕も用意しています。
お買い物支援事業「ごようきき三河屋」のカタログに、合成音声で商品名を読み上げてくれる、目の見えない方にも分かりやすく工夫されたデイジー(DAISY)版が完成しました。
食用の廃油と車の廃オイルをミキシングして、再生重油にするという、まだ全国にわずかにしかないバイオ再生重油の取り組みをお手伝いしています。現在、松江市内で廃油を提供いただける飲食店を募集中です。
島根県民会館で開催された第25回しまね県民福祉大会で、地元の福祉施設等が手工芸品・地元特産品などを販売する「福祉共同市場」にゆうあいから古本約500冊を販売し、好評でした。
松江・出雲・安来の主要観光スポットを鉄道・路線バスで巡るための地図・時刻情報を網羅した「縁結びどこでもバスマップ」を製作、1万部印刷しました。ゆうあいのHPからもダウンロードいただけます。
松江に観光で来られる方々にJR松江駅より縁結びどこでもバスマップを無料配布し、とても喜んでいただけました。またNHKより取材で、しまねっとでもご紹介していただきました。
第1キッズ、第2キッズあわせて30人近くのこどもが参加しました。さくら組さんの演奏につづき、ゆうあいスタッフがサンタクロースに変装してプレゼントをあげたりと大盛り上がりでした。
松江市の広報「市報松江」のデイジー版が、来年4月から配布されます。それに先立ち、9号から試験配布を開始しました。デイジー(DAISY)とは、視覚障がいの方などのためのデジタル録音図書のことで、読みたい場所を探しやすい、便利な録音図書です。
障がい児のためのデイサービス事業、就労支援事業(古本回収・販売事業)、バリアフリーのための各種支援事業(ウェブアクセシビリティ事業、買い物支援事業、公共交通利用促進事業)など、多分野にわたる事業を展開した一年となりました。
報道でも多く取り上げられましたが、本年度、国土交通省の「ユニバーサル社会に対応した歩行者移動支援事業」を通じてiPhoneアプリ「てくてくナビ」をプロジェクトゆうあいで開発し、リリースしました。
このアプリは、視覚障がい者向けに歩行を支援するもので、震動と音声によって、目的地の距離、方向を知ることができます。また、現在地の住所や、端末を向けた方角を音声で聞くことができます。単純な操作性で、視覚障がい者の方に役立つものと期待されています。アプリはAppStoreから無料でダウンロードすることができます。
専用の音声発信機に声を吹き込むと、数mの範囲で市販のラジオよりその声を聞くことができる機器です。視覚障害者の歩行案内、一般向けの観光ガイドなど利用の方法は様々であり、スポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会、第13回全国障害者スポーツ大会)のテントブース案内音声にも利用されました。
紙媒体の文字情報ををデジタル化させ、2次元バーコード(音声コード)を読み取って、音声案内する視覚障がい者向けの情報提供の仕組みです。ゆうあいでは松江市の市報の内容をテキスト化し、ハガキに音声コードをプリントして市に納品しています。音声コードは活字文書読み上げ装置からコードを読み取らせることで読み上げられます。
障がいのある子どもさんたちを、放課後や長期休暇時にお預かりする事業である「放課後等デイサービス事業」を現在、北堀町の法人本部の建物に「キッズスペースゆうあい」、この近くに「第2キッズスペースゆうあい」を運営していますが、さらに利用の希望者があることから、このたび「第3キッズスペースゆうあい」を開設することにいたしました。現在、県の事業認可を待っているところですが、3月17日より開所の予定としています。楽山公園に近い、西川津町1408-7にある平屋一戸建ての建物が事業所となります。見学を希望される方は、プロジェクトゆうあいまでご連絡ください。
プロジェクトゆうあいでは社会をよりよくするというミッションのもと、さまざまな非収益事業を実施しております。多くの方のご支援をお待ちしております。詳しくはパンフレット、またはゆうあいHPの右上のバナー「ゆうあいの活動にご支援ください」にてご紹介しています。
U-BOOK(古本事業)では2013年10月~12月の間に2,870冊の寄贈をいただきました。販売ではみしまや、イベント等の外部売上とネット売上を含む合計786,897円となりました。売上代金は障がいのあるスタッフの報酬にすべて還元させていただきました。
プロジェクトゆうあいの取り組みに賛同いただいている方に会員になっていただいています(年会費3000円)。会員になりますと、法人の取り組みをメールを通じて随時ご報告していくほか、各種イベントへのご案内をしています。